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9/26

パリ散策

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ルーブル美術館→凱旋門→→ルーブル美術館→ポンピドゥーセンター

 

 今日は同じクラスだったくーまんに会う日である。τがくーまんと連絡を取ってくれていたのだが、18:00にNation駅待ち合わせとなり、それまでは個別に行動しようということになった。

12:00にColonel Fabienを出てパリへ。最初は凱旋門の近くの駅(Charles de Gaulle - Étoile)で降りてパリを散策しようと思ったのだが、メトロに長く乗っているのがめんどくさくなったのでルーブル美術館の最寄り駅であるPalais Royal Musée du Louvreで下車。そこから散策を始めることにする。

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まずはピラミッド。思ったより大きかった。近くのベンチで座っていたら子供がよってきてサインしろと言ってきた。噂には聞いていたので拒否。コンコルド広場を通って凱旋門へ向かう。考え事をしながら散歩するのには丁度いいなとか考えながら歩く。凱旋門までは結構歩いた。凱旋門自体は常に見えているのだが、距離は長いので歩いていてもなかなかたどり着かない。

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後でGoogle mapで調べたところ、ルーブルのピラミッドから凱旋門まで3.7kmあったようである。シャンゼリゼ通りは思ったより空いていて、さくさく歩くことができた。できればお昼ごはんを食べたかったが、価格が高いことから断念した。地下道を通って凱旋門の真下に行くと、凱旋門の上に登るための券が買える。早速購入し、セキュリティチェックを受けてから凱旋門の上へ。

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エッフェル塔ルーブル美術館のみならず、(おそらく)la défenseの辺りの高層ビル群なども見えた。景色とは関係ないが、螺旋階段を登る途中で立ち止まる人や疲れている人が散見されたので、ここに飲み物を売る人とかがいれば売れるだろうなと思った。単に自分が飲みたかっただけというのもあるが。

凱旋門からエッフェル塔が割と近そう&道がわかりやすそうだったので、せっかくパリに来たしということで行くことにする。凱旋門の地下から出るところでまた女の子にサインをしろと言われたが、スルーした。どこから来るのだろう。お腹も空いたし喉も渇いたし軽く何か食べたいなあとか思いながら歩く。凱旋門とエッフェル塔の間はオフィスビルが立ち並んでいる感じだった。暫く歩いてエッフェル塔に到着。

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エッフェル塔近くの屋台でファンタオレンジを買ったが、値段が3.5€で思わず「ぼったくりかよ」と言いそうになった。相場が分からないがこんなものなのだろうか。謎の人形や自撮り棒を売っている黒人の人たちがたくさんいた。ちょっと疲れたのでベンチに腰掛けたらまた女の子にサインを要求された。有名人になった気分である。丁重に(でもないけど)お断りした。

セキュリティチェックを受けてエッフェル塔の中へ。とは言っても、高いところには凱旋門で登ったのでここでは高層階に上がらないことにする。しばしぼーっとしたり、セーヌ川をはさんで対岸にあるシャイヨー宮(Palais de Chaillot)を写真に収めたりして過ごす。

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30分ほどぼけっとしてから、セーヌ川に沿ってポンピドゥーセンターに向かう。ポンピドゥーセンターは元大統領のポンピドゥーが提唱したもので、開館は1977年である。自分はその建物に興味があった。ルーブル美術館パレ・ロワイアルを経由してのんびりポンピドゥーセンターまで歩いた。パレ・ロワイアルではダニエル・ビュレン作の現代アートを見ることができた。犬の散歩をする人、逆立ちをする人など、色々な人がいた。

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 東にずーっと進んでポンピドゥーセンター到着。もう少し東に行くとレインボーフラッグを掲げた店がたくさんあったようだが、今回そこまでは行かなかった。

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時間的にポンピドゥーセンターを見て回るのは厳しそうだったので、入館をして雰囲気だけでも味わうことにする。ここでもセキュリティチェックがあった。全体的にアバンギャルドな感じだなあと思った。そんなこんなでくーまんに会う時間が近づいてきたため、メトロを使ってChâtelet駅からNation駅に向かう。無事落ち合うことができた。くーまんからはモロッコのお土産をもらった。夜ごはんはNation駅の近くにあるtotoというお店で食べた。近況報告をお互いにしながら、謎の難しい名前のついた鶏肉料理やワインを頂いた。

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都市交通などのインフラの話や、今後の人生の話をした。普段なかなかできない話がたくさんできて、とても充実した時間だったと思う。夜ごはんを食べた後Nation駅でくーまんと別れ、Colonel Fabien駅の宿に戻って就寝した。

9/25

本日の旅程

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今日の最終目的地はパリだが、せっかくフランスに来たのにワインの名産地に行かない手はないだろうということで、ボルドーを経由することに。例によってTGVに乗ってトゥールーズからボルドーへ。2時間ちょいで到着。外装は工事中の部分が多かった。

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まずは帰りのパリまでの電車の切符を買った。今回はTGV一等車指定席なしである。二等車は席が埋まっていた。まあTGVは新幹線のようなものであり、基本的には事前予約するべきなので当然と言えば当然である。一等車の席なしも僕たちの分で売り切れたようなので、これでもラッキーな方である。これを逃したらボルドー泊であった。

券をとった後お昼ごはんを食べようということで駅前から中心部に向かっててくてくと歩く。ワインを飲めておいしそうなものがあり、なおかつ安い店を探す。日曜ということもあって開いているお店が少なかったが、1kmほど歩いたところで良さそうなお店を発見。ワイン、チーズの盛り合わせなどを注文する。

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最高だった。店主さんも良い人で、居心地がとてもよかった。ワインがおいしかったため1本ボトルで購入した。

気分も良くなったところで散歩再開。ガロンヌ川に向かう。ブルス広場の水鏡とカンコンス広場にあるジロンドの記念碑を見た。水鏡を夜訪ねると水面に宮殿が映ってとても綺麗らしいが、真っ昼間だったので子供たちが水遊びをしているだけだった。これはこれでよかった。

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カンコンス広場では、某ネズミをテーマにした遊具が多数建設されている途中だった。雰囲気が壊されているようで少し残念。ジロンドの記念碑は遠目にしか見ることができなかった。もしかしたらもっと近づけたのかもしれない。

一通り観光してボルドー駅へ。19:20ボルドー発のTGVでパリのモンパルナスへ向かう。所要時間はおよそ3時間である。発車まで時間が余っていたため、ワインを探したり駅のベンチに座ったりして時間を潰す。若い男の子などにお金をせびられたりするがスルー。この手合いはどこにでもいるらしい。

夕飯を買ってTGVに乗車。注文時に"le mixte"と言ったつもりが"deux mixtes"で注文が通っていて、2つサンドイッチが出てきた。言うべきか迷ったが、まあ翌日の朝ごはんに丁度いいかと思い直す。TGV内で夕飯を食べる。

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22:40にパリに着いた。ここからメトロに乗り換えて宿に向かう。パリのメトロはとかく良い噂を聞かないため、気をつけて乗車する。結局何事もなく、宿の最寄りのColonel Fabien駅に到着。0:00前にチェックインし、そのまま就寝した。

9/24

本日の旅程

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ニース空港で2時間ほど睡眠し、予定のたて直しをする。昨日夜行バスを逃したので、やや費用は嵩むが飛行機(easyjet)を使うことに決定。12:00発のトゥールーズ行きの飛行機を予約した後、宿を予約する。今日の予定は

ニース→トゥールーズアンドラ公国トゥールーズ

という感じなので、トゥールーズの中心部からメトロで20分ほどのRamonvilleという駅の近くの宿を取った。

おはようのレッドブル

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12:00に飛行機に乗り、爆睡して13:10にトゥールーズのBlagnac空港に到着。

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今回トゥールーズ-アンドラ公国間の移動ではBlaBlaCarというサービスを利用した。これは民間の人に目的地に連れていってもらうサービスで、米国でのUBERに似ている。日本では法整備とかの面で難しそうなやつである。結構メジャーなサービスであるらしいが、9/20にベトナムで経験したぼったくりタクシーの一件もあり、τも自分もかなり警戒をしていた。

運転手さんの所へ行くため、Blagnac空港から歩いたり走ったりして移動する。めちゃくちゃ暑い。途中でバスに乗ったりしつつ、待ち合わせ場所であるメトロのジャンヌダルク駅に到着。運転手さんは気の良さそうなイケメンおっさんだった。

4人目の同乗者であるおばあちゃんを乗せてアンドラ公国へ出発。片道3時間の旅である。おばあちゃんは走り始めて1時間半くらいしたところで降りていった。

運転手のおじさんは英語が堪能で、道中では様々な話を聞いたり、逆に質問されたりした。ゲームや映画、フランス人をどう思うかなどについて話した。おじさんはやけにフランス人の悪口を言っていた。何だかんだでアンドラ公国Pas de la Casaに到着。この町はアンドラ公国とフランスの国境に位置する小さな町である。

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ぶっちゃけて言うと、アンドラ公国に来た主な理由がアンドラ公国に足を踏み入れること」だったために到着した時点で目的はほぼ達成されているのだが、まあそれだとあまりにも味気ないということで1時間ほど散策。とはいえ、食料品店や洋服店といったショップしか存在しないので観光も何もない。物価が安く、フランスから買いに来る人が多いからこうなってしまうらしい。とりあえず家族へのお土産としてミニオンズのぬいぐるみを購入。残念ながら安くはなかった(後で母親から「ミニオンズは普通青いズボンをはいているからこれは偽物なのでは?」と指摘された)。

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ぶらぶらしてから帰途につく。買い物帰りのおばさんが最後まで一緒だった。午後9時頃にジャンヌダルクに到着し、そのあと宿のあるRamonvilleへ移動。Ramonvilleでは晩ごはんということでビールとハンバーガーを頂いた。地元民御用達のお店らしく、入店時は怪訝な顔をされたものの、味とサービスは確かだった。

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ごはんを食べ終わってから宿を探す。ごはんを食べていた場所の近くにあるはずだったのだが、Google map上で存在するはずの場所にホテルが見つからず、暗い所をしばらくうろうろする。何が出現するか分からず非常に怖かったが、 通りがかった地元民の人に道を聞くことで事なきを得た。ホテルに無事到着し、ニースで買ったワインを飲んだ。 

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緊張から解放されていつの間にか就寝。

9/23

朝起きて昨日と同じ朝ごはんを食べた。

朝ごはんを食べたあと、まずは聖ニコラ ロシア正教会大聖堂というロシア正教の教会へ。ロシア正教の教会としてはヨーロッパではもっとも大きいらしい。蚊が多かった。

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中では10€で色々な案内してくれるサービスがあった。何と案内の人(ロシア人)は日本の筑波に15年前まで15年間住んでいたらしく、教会の案内も日本語でしてくれた。ロシアとニースの関係は思いの外深く、1860年頃にまで遡れるらしい。意外な発見である。自分は受験の時は世界史選択で、地中海周りの歴史はごちゃごちゃしていてあまり好きではなかったが、フランスに来てから俄然興味が湧いてきた。勉強し直したいと思う。

教会を後にしてカンヌ行きのバスに乗るために海岸沿いのバス停を目指す。Gambetta通りを南下し、海岸に出た瞬間にカンヌ行きの200番バスが目の前を通りすぎていったのでダッシュで追いかけた。無事に間に合い、カンヌへ行くことを運転手さんに告げて1.50€を払って乗車した。

バスに揺られること2時間弱、カンヌに到着した。カンヌでやることはに見つからなかったので、とりあえず映画祭の舞台であるPalais des Festivals et des Congresに行って写真を撮った。

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昼も良い時間だったので駅前のケバブのお店でチーズチキンなどを頼んでテイクアウトして食べた。やたら対応が悪かった。

カンヌからニースへ戻ると既に16:00をまわっていた。τの友人と再会し、お土産を渡したり写真を撮ったりしてからニース空港へ向かう。予定としては、

20:00 - 5:15 ニース空港→トゥールーズ by 夜行バス

トゥールーズアンドラトゥールーズ by BlaBlaCar(後述)

という感じであった。夜行バスとBlaBlaCarの予約・決済を済ませた後に空港へ向かう。バスの発着場所はA cote de l'aeroport de nice(ニース空港のちかく)と書いてあったので、バスに乗って空港に行くことにした。

200番バスに乗ってカンヌに行く時、途中にニース空港があったためそれに乗ろうと思ったのだが、200番バスはどうやら空港での降車が出来ないようだった。そこでバス停を移動し、98番バスでニース空港へ。

大分時間がぎりぎりであり、19:40にチェックインする必要があるのにも関わらず空港到着が19:40過ぎだった。その上、空港に到着してからバスを探すも見つからない。具体的な場所がチケットに書いていないことと、空港の職員に聞いても間違った情報ばかり教えてくるのが原因である。結局どこに夜行バスが止まっているか分からず、夜行バスは逃してしまった。夜行バスだけでなく、24日に予約したトゥールーズ - アンドラ間のBlaBlaCarもパーになり、予定の建て直しを余儀なくされた。お金も予定も失い、とりあえず翌日飛行機でトゥールーズに行けたら行くことにして空港で就寝。

9/22

本日の旅程

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ニースの宿にて朝7時頃に起床。頼んでいた朝ごはん(7€)を食べる。

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クロワッサン、フランスパン、チョコデニッシュが出てきた。コーヒーはインスタントでそのままだと少し不味かった。ミルクにはいい感じに砂糖が入っていて美味しかった。

τのニースの知り合いと12時に会う約束をしていたため、それまでニースを軽く散策。海岸沿い(Promenade des Anglais)を歩いた。この通りは2か月前、フランス革命記念日7/14にトラックテロ事件が起こった場所である。

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Côte d'Azur(紺碧海岸)の名が表す通り、風光明媚な場所である。海と空と太陽がとても綺麗だった。人はまばらで、ランニングをしている人が多かった。東に歩いて行き、Quai des Etats-Unisと書いてある小道を通って朝市が開かれているサレヤ広場へ。

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サレヤ広場には色とりどりの花や野菜、果物などが売られていた。この環境で育てば野菜や果物を嫌いになることはまずないだろうな、と思わせるほどおいしそうなものばかりである。また、スパイスや魚介類などもちらほら見られた。店員さんも気さくな人が多く、商品の説明を丁寧にしてくれたりした。謎の人形を売っている黒人の人もいた。

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むちゃくちゃ大きいパプリカの写真。おいしそう。

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サレヤ広場で色々見たりお土産を買ったりしたあと、ニースの東にある城跡を登った。τは山岳部、自分はマラソン(山好き)が趣味ということで、丁度良い運動になった。エレベーターで上がることもできる。城跡を登った山の上から見たニースの景色はなかなか筆舌に尽くしがたい。ので写真を載せておく。文明ってすごい。

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晴れてて良かった。この城跡は、ニースがもともと軍事都市であった名残である。城はスペイン継承戦争の真っ只中である1706年、ルイ14世により陥落した。

城跡公園では、車でパトロールしている途中っぽいのにワインのような液体を飲んでいる警官がいたり、謎の遊具で遊んでいる子供たちがいたりした。ここで飲むお酒は格別だろうなあと思いつつ、その場を後にする。

城跡内外をひとしきり歩き回ってからτの知り合いの所へ向かう。合流した後、丁度お昼時ということでご飯を食べに行く。ニースではSoccaと呼ばれる、ひよこ豆の粉で作ったおやきのようなものが有名だと聞いていたため、早速買いに行く。

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食べてみるとホットケーキのような感じの味がした。食後は100種類あまりのフレーバーを揃えているアイス店(Feroccino)でcitronとpomme de vertのアイスをオーダーして食べた。

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 2つのフレーバーのどちらもさっぱりしていて美味しかった。Soccaとアイスを食べ終わり、τの知り合いとも別れた後は海岸に再度向かった。石浜で写真を撮ろうとしてうろうろしていたら、いつの間にかプライベートビーチに迷いこんでいたらしく、警官に注意された。こわかった。プライベートビーチとパブリックビーチの境界が曖昧で良く分からなかった。とりあえずそれっぽい所には入らない方が良いということを学習した。

その後は学校を終えたτの知り合いに再会してニースの町を案内してもらい、本屋の場所を教えてもらったり、おすすめのお店を予約してもらったりした。20時頃から晩ごはん。

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アスパラガスのリゾットと白ワインを頂く。おしゃれで雰囲気も良く、店員さんも優しかった。またニースに来ることがあれば訪れたい。

晩ごはん後はとても眠かったため、直帰した。夜は人通りも少なく、少し怖いなと思った。

9/21

本日の旅程

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タンソンニャット(SGN)国際空港からシャルル・ド・ゴール(CDG)国際空港まではおよそ13時間かかる。疲れていたので着席即就寝する。チケットには夕飯が1食だけしか出ないと書いてあったが、実際には夕食に加えて翌朝の朝食も出た。さすがVietnam Airlineである。

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備え付けのディスプレイで映画を見たりゲームをしたりしながら時間を潰す。朝7時頃にCDG空港に到着。

まずはニースにいく予定だったため、TGV(高速鉄道)の予約を取りに行く。25歳以下でかつ今後TGVを使う予定があれば、若者割カード(Carte Jeune)を発行するとお得だよと係の人に教えてもらったため、それを利用してチケットを購入。実際TGVには何回かお世話になる。そのあとTGVの駅に移動した。CDG空港まで乗り入れてくれている点がTGVのよいところである。

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ここから6時間ほど電車に揺られてニースへ。

マルセイユ-ニース間にはTGVが通っていないため、CDG空港やパリからニースに行くにはマルセイユで1回乗り換えを行う必要がある。乗り換え時間は20分程度と見ていたのだが、TGVがじりじり遅れてマルセイユに到着する頃には15分遅れとなっており、急いで乗り換えを行わなければならなかった。TGV然りRER然り、フランスの高速列車の乗り換えには1時間程度見ておく必要があると思う。乗り継ぎ先の列車には落書きがたくさんしてあって汚かった。

乗り継ぎ先の列車でもトラブルがあったが、まあそんなこんなでニースに到着。

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まずは今夜の宿泊先に荷物を置こうということで、駅のホームに座ってτにホテルの場所を検索してもらう。時折周りを見渡してみると、こっちをちらちら見る手ぶらの男性や中学生くらいの男の子がいることに気付く。電車にも乗らないでうろうろしていることから、スリかもしれないなと思いつつ警戒する。結局何事もないままホームから出た。

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駅からホテルに向かう途中でスーパーに寄り、非常食や水などを購入した。1つの棚がまるまるワイン売り場になっていたのは、さすがフランスといった感じ。

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買出しを行ってホテルに荷物を置いた後は、ニースからVintimille(イタリアの都市)行きの電車に乗って20分ほどのところにあるモナコ公国に向かう。モナコ公国は住民100人につき1人警察官がいるとても治安が良い街である(地球の歩き方から)。イメージに違わず、道行く人々はみんな裕福そうな人ばかりだった。

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駅の地下道を抜けて有名なLe Casino de Monte-Carloに向かう。もう20:00をまわっていたため、ラフな服装だった自分たちは一番ランクの高い所(写真中央)には入れなかった。ジャケットを着用していないとダメなよう。ということで、1つ下のランクのカジノに行った。ランクが下のカジノは写真からは見切れているが、写真左の方にある。

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写真中央に見える宮殿みたいな建物は、1863年にシャルル・ガルニエ(パリのオペラ座も設計した人)によって建てられたものである。いつかはあの宮殿の中に入ってカジノをやってみたいなあと思った。

入り口で手荷物を預けてから中へ。日本のゲーセンにあるような機械もたくさんあったが、ディーラーがいるようなしっかりした(?)やつもあった。過去の乏しい経験から自分がギャンブルに向いていないことは分かっていたので、ここでは見るだけにとどめておいた。

一通り賭博場を回ってから駅に戻り、21:23モナコ発の電車でニースに帰った。晩御飯として、ニース駅前にあるIskenderというお店でケバブを食べた。

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ホテルに帰ってから就寝。まともな寝床で寝たのは久しぶりな気がする。

 

9/20

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現地時間で午前0時前にホーチミンタンソンニャット国際空港に到着。このタンソンニャット国際空港ターミナル、実は鹿島建設大成建設大林組前田建設の4社によって建設されたものである。ホーチミン市内の建設現場でも日本の建設会社の名前がちらほら見られた。

ベトナムと日本との時差は2時間なので、我々が到着したのは日本時間にして午前2時頃である。既に深夜であり開いているお店も見つからなかったため、どこへ向かうともなく空港を出ると、早速タクシーのおっさんに声をかけられた。1回は追い返したものの、我々とて何か当てがあるわけでも無いために話を聞く羽目になる。タクシーのおっさんが話すところによると、空港から6キロほど離れた中心街に6ドルほどで連れて行ってくれるらしい。そこではバックパッカーの人がよく使うような安宿があるということだったので、2人いるしもしものことがあっても大丈夫かと思って利用することにした。

おっさんに連れられて乗せられたのは何の変哲もない普通の乗用車(良く考えればこの時点でおかしい)。運転席にもう1人の男性が座っていた。料金先払いということでτに6ドルを出してもらったのだが、車に乗り込んで支払いをしてから2人の様子がどこかおかしい。聞くと、車内の注意書きに記載されているtoll feeという単語を指差して足りない足りないと言っている。ワーワー喚くだけでは飽きたらず、遂にはτの財布から日本円なども混ざった札束を掴み取って無理やり出発しようとしたため、これは危ないと思ってドアを開けて飛び出した。幸いお金は取られず怪我もなかったが、ぼったくりタクシーは怖いなと思った。知らない人にはついていかないようにしましょう。

初海外の洗礼を受け、結局その夜は空港に宿泊することに決定。外はじめじめして暑いし危ないということで却下。翌日どこへ行くかを大まかに決めてから1時間半ほど空港の床で寝た。同じような人が何人かいた。

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7時過ぎに空港の1階外にて朝食。シーフードヌードルなど。ただのカップ麺じゃねえか!という野暮なツッコミはしなかった。

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受付のお姉さんがにこにこしていて可愛かった。アイスコーヒーのブラックを頼んだ筈なのだが、何故かめちゃくちゃ甘かった。

朝食を食べ終わった後、中心街へ出発。タクシーを使っても良かったのだが、ぼったくりタクシーが怖いことと、折角だし街中を歩きたいという理由から中心街まで歩いて行くことにした。スリやひったくりに気をつけつつ歩き始める。

空港を離れてまず驚いたことはその交通量の多さである。バイクと車がひっきりなしに往来し、クラクションは10秒に1度聞こえるレベル。ぼーっとしていては道路の横断ができないため、コツを掴むまでは地元民の方にくっついて横断しなければならない。信号はあまり役割を果たしておらず、バイクや車の運転者にとって赤信号は「注意して進め」、青信号は「ぶっとばしていけ」という意味なのかと思ったほど。よく事故らないなと思った。

スリっぽいおっちゃんにストーカーされたり道行くバイクに轢かれそうになったり偽札を発見したりしながらとことこ歩く。お寺や日本語学校があった。暫く歩くと、空気が汚いために呼吸器が痛くなった。よく見るとバイクに乗っている人の大多数がマスクをしている。確かに日常的にこの空気に触れていたら絶対病気になるなと思った。急速な工業化に大気汚染・水質汚濁・土壌汚染はつきものであるとはいえ、先進国の知見をなんとか活かせないものなんだろうか…とか考える。

統一会堂と戦争証跡博物館が目的地だったのだが、両方とも入場料支払い時にカードが使えなさそうだったため、まずは両替所に行く。ラッスンゴレライ面白い、東京面白いとか言いまくってくるバイクの客引きのおじさんに遭遇した。この人もバイクに人を乗せたが最後、人格が豹変するのだろうなとか話しつつ両替所に到着。気温も湿度も真夏なみだったせいで汗だくになった。

とりあえず手持ちの3000円を648000ドンに替えてもらう。インフレ恐るべし。統一会堂に向かうが、途中興味深い建物がいくつかあったので寄り道もした。下は途中で寄ったサイゴン大教会である。これは別名聖母マリア大教会とも呼ばれており、ベトナムがまだフランスの植民地だった1863年から1880年にかけて建設されたものである。

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そんなこんなで統一会堂に到着。統一会堂は様々な意味で象徴的な建物だが、ベトナム戦争が終結した場所として知っている人が多いだろうか。赤無地の旗がたくさん立っていた。今でも要人の会議などに使われるよう。テラスからは中庭が一望できる。

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1975年4月30日にベトナム戦争が終結し、ベトナム共和国(南ベトナム)が消滅した場所とは思えないほどのどかな雰囲気だった。

統一会堂敷地内の自販機で50000ドン札(~225円)を使って飲み物を買おうとしたら、10000ドン札じゃないと使えないよと注意された。まあ日本でも5000円札使えない自販機多いしなあ、と思って購入を断念した。

戦争証跡博物館では、主にベトナム戦争に関する史料が展示してあった。結構詳しく解説してあった。1968年前後の世界中での反戦運動についての写真や資料が多かった(単に自分の印象に残っただけかもしれないけど)。博物館内では英語やフランス語は聞こえたが、中国語・ロシア語は聞こえなかったように思う。

博物館を出てから昼食を取ろうという話になる。あまり良いお店も見つからなかったため、歩いていて発見したファストフード店DQに入る。店員さんがにこにこしてくれて可愛かった(2度目)。デザートのアイスがもちもちしていて容器を反対にしても落ちないようになっているのだが、これを店員さんが実演してくれるサービスもあった。

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愛嬌のある女の子はよいという話で盛り上がっていると、いつの間にか外がどしゃ降りになっていた。これでは次の目的地に行けないということで、店内で暫く待機。雨が止んだところで外へ出た。

次の目的地はミウミウスパというシャワー付きマッサージ店である。τも自分もマッサージを受けたことがなかったので興味があったことと、色々と体力を消耗していたのでどこかで回復を図りたかったことから行くことにした。このお店は日本のテレビでも取り上げられていたお店で、ネットでの評判もなかなかよい。τに予約をしてもらってお店へ向かう。他のお客さんを見てみると、男の人も女の人も多い。中には観光客っぽい人もいた。

60分コースのマッサージを受け、シャワーを浴びてロビーに戻ると、お菓子とお茶を出してくれた。

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食べ物として、蓮の実とジンジャーに砂糖をまぶしたものとシャーベットアイスが出た。美味しかったが、地味に多かった。

その後はマッサージ店の人にタクシーを呼んでもらい、タンソンニャット国際空港へ戻った。このタクシー(VINASUNタクシー)はぼったくりでも何でもない普通のタクシーだった。

空港に戻ってから夕食としてドミノ・ピザを食べた。Mサイズ。

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Mサイズとはいっても十分に多く、満足できる量だった。水と合わせて139000ドン(~630円)だった。

夕食を食べ終えてからチェックインし、22:40発の便でシャルル・ド・ゴール空港に向かった。