日常5/26
今日は伊丹で工場見学。
朝7時に起きて身支度を整え、8時半頃に家を出発して伊丹に向かった。
神奈川は大雨だったのに対し、伊丹は快晴だった。
関東と関西で天気が違うのは当たり前ではあるのだが、いつ体験しても不思議な気持ちになる。
たった2時間半新幹線で移動するだけで500キロあまり移動できる所にこの違和感の原因がある気がする。
在来線だったら埼玉くらいまでしかいけないし…。
そんなこんなで工場に到着、見学をさせてもらった。
工場見学を終えてまず向かったのは中満という和菓子屋さん。
酒饅頭が名物ということで、ばら売りされていたものを2つとお土産用に8個パックのものを1つ買う。有名なお店らしいのだが、結構こぢんまりしていた。静かな雰囲気でよい感じ。
伊丹といえば清酒発祥の地。ということで酒造(小西酒造)に行こうと思ったのだが、ここで近くに某アニメの聖地があることを思い出す。
具体的には10kmほど離れた西宮の辺りなのだが、新幹線の時間を考えると酒造か聖地を選択しなくてはならない。
考えあぐねた末に町歩きしつつ聖地に向かおうと決意。
県道171号線をてくてく歩いてゆく。背の高い建物は少なく、遠目には兵庫の山々を望むことができた。
あのお店もうちょっと外装を工夫したら売上あがりそう、開店している時だけでなく閉店時の雰囲気も大事かもしれないなどととりとめもないことを考えつつ歩いてゆく。
武庫川を越えた辺りで、このままだと新幹線の時間に間に合わなさそうだということに気付く。今回も無計画すぎた。
まあ聖地を巡礼してしまうと作品のイメージが崩れることもあるし、そうでなくとも楽しみは後にとっといた方がいいさ、などと自分に対して言い訳をしつつ門戸厄神で阪急に乗車した。やたら女の子が多いなと思ったら、近くに女子校がいくつかあるらしい。
冤罪こわいと思いながら新大阪へ。
まだ出発まで1時間ほどあったので、まず新大阪駅改札内の本屋へ向かう。平積みされていたもりみーの小説と城山三郎の「落日燃ゆ」を購入。
今週は疲れたなあと思いつつ椅子に座っていたのだが、周りを眺めていたら「JIM BEAM BAR」という看板が目に飛び込んできた。
ちょうどお酒を飲みたいなあと思っていたため、入ってみることにする。
ポテトフライとジムビーム シグネチャークラフト12年のロックをシングルで注文。
往来する人々を眺めながらぼーっとジムビームを飲む。氷が解けていくに従って味がどんどん変わって面白かった。もちろんおいしかった。
半分ほど飲んだところで父から蓬莱の豚まんを買ってきて欲しいという連絡が入る。探してみると、改札内にもしっかり蓬莱の店舗があった。10分ほど待って豚まん10個と自分用のちまき1個を購入。これでミッションコンプリートである。
ビールとCheezaを購入してから新幹線に乗車した。
がらがらの新幹線ほど居心地の良い場所もなかなかないと思う。
今週は結構大変だったせいか、ぬるいビールが体に染み渡った。
日常4/21
所用で大阪の京橋に出向いた。こだまでのんびり新大阪に向かい、そこから京橋へ向かう。ぼーっとしていたら京都線への乗換えで逆方向の快速電車に乗車してしまい、大阪駅に行くはずが茨木駅に着いてしまった。大阪なのにいばらきとはこれいかに、と思ってGoogleで検索したところ、前の日に強盗殺人未遂事件が起こっているというニュースがヒットし、これまた物騒なと思った。気を取り直して大阪駅乗換えで京橋へ向かう。京橋駅を出たはいいものの、目的地への道のりがいまいち分からないため付近をぶらついた。全体的にくすんだ町並みであるように感じた。川沿いを歩いていって目的地に向かった。
用事を済ませたあとは、京阪国道を西に歩いて大阪駅に徒歩で向かう。桜宮橋からは、西に日本経済新聞社、東に大阪城を望むことができた。
歩いている途中、良い酒屋があったら地酒でも買おうかと思ったのだが、荷物になるしやめとこうと思い直す。やがて大阪駅に到着する。そのままJRで新大阪駅へ。発車時刻まで1時間半ほどあったため、構内のお土産屋さんや本屋をうろうろする。新幹線内で読書でもしようかと思い立ち、森見登見彦の「有頂天家族 二代目の帰朝」と「幼女戦記」の1巻を購入する。その後、こだまの乗車券についてくるドリンク券をヱビス2缶と引き換えた。
こだまに乗車後、本を読み始めたもののすぐに眠ってしまった。首の痛みと戦いつつ、のんびりと神奈川に帰った。ヱビスは帰ってからおいしく頂いた。
お休み4/16
今日はお休み。起き抜けにコーヒーをマグカップで3杯ほど飲みながら森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」を読破した。
何となく本を読みたい気分だったので、続けて結構長い間積んでいた(というか読みかけていた)永井荷風の「ふらんす物語」を読む。
去年フランスに行った際リヨンには立ち寄っていないが、旅行したことで理解できる部分が増えた気がした。
「終の全きもの目出度いものに何一つ真の生きたる夢が宿り得よう」という一節がやけに頭に残った。
午前が過ぎたところで、天気も良いので出かけることにする。
とはいっても特にしたいこともなかったのでとりあえず神保町の古書店街に出向くことにする。
日曜日ということで開いている本屋も少なかった。
ふらふらと店頭で永井荷風全集を読んだり、モーパッサンの「脂肪の塊」を立ち読みしたりした。
結局買ったのは「終わらない庭」という本。
昼ご飯には嵯峨谷の290円もりそばを食べた。美味しかった。
最後に三省堂書店に寄って何冊か本を購入。
やることがなくなったので「夜は短し歩けよ乙女」の映画をららぽーと横浜で見ることにする。スマホでぱぱっと券を購入。便利な時代になったものだと思う。
詳細は省くが、夜は短し歩けよ乙女と併せて四畳半神話体系も読んでおくとより楽しめる映画だと思った。
また、一人で観たことでより主人公(?)である「先輩」に感情移入できた気がする。
帰宅してからは刺身を食べながら日本酒を飲んだ。
運動せねば……
2/23
今日まで私用で愛媛にいた。最終日である今日は松山をぶらぶらと散歩した。
朝10時に松山着。伊予鉄5系統の道後温泉行きの路面電車に乗る。
でかいスーツケースは受付脇に預けることができた。飛行機の時間を考えて入浴のみの利用とした。西浴室と東浴室があったが、だいぶ人数に差があった。
風呂上りに本館横にある地ビールの店で飲もうと思ったが、週末マラソンがあることを考えてやめておいた。その代わりに売店で「梅錦」という日本酒の純米吟醸を購入した。
道後温泉入浴後、路面電車で松山駅まで行ってもよかったのだが、それでは芸がないと思ったので寄り道しながら歩いて行くことにした。だいたい5kmの道のりである。
まず見つけたのはタルトのお店である六時屋の本店。タルトでこんなにでかい建物が立つのかと思いながら中へ入り、生姜湯とタルトを頂く。
ゆずの風味が効いていておいしかった。しばらくぼんやりしてから再出発。ぽっぽーと汽笛を鳴らす坊ちゃん列車に遭遇した。
その後、食べ比べをしようと思って一六本舗でタルトを購入したが写真を撮り忘れた。
てくてくと歩き、大街道駅の近くで大通りから逸れて坂の上の雲ミュージアムと萬翠荘に向かう。
坂の上の雲ミュージアムは何かの準備で2階のみ観覧可能だった。恥ずかしながら坂の上の雲は読んだことも見たこともないので、これを機に原作を読んでみようと思う。
正岡子規の日本付録週報の叙事文から以下のような文章が引用されていた。
「或る景色又は人事を見て面白しと思ひし時に、そを文章に直して読者をして己と同様に面白く感ぜしめんとするには、言葉を飾るべからず、誇張を加ふべからず只ありのまゝ見たるまゝまに其事物を模写するを可とす。」
自然科学の研究をしている立場からしても非常に共感できる文章である。やたら図が多かったり、supplemental informationにめちゃくちゃにデータを突っ込んでいる論文を時たま発見するのだが、そのような論文はまさに子規に言わせれば不可とすべき論文であろう。
自然科学を研究する者にとっても学ぶところのある文章である。
話が逸れてしまった。ミュージアムを出て、坂を上ったところにある萬翠荘へ。
萬翠荘は旧松山藩主家の久松定謨が大正11年に建てた別荘である。純フランス風の建物であり、(公式サイトによれば)当時最高の社交場であったらしい。Wikipediaは以下。
内装は確かにとても洒落ていた。この別荘を設計した木子七郎は愛媛県庁本館も設計したらしい。相当実力があったらしく、有名な建物をいくつも設計している。
一通り部屋を見終わり、萬翠荘を後にする。松山城は2年前に見たのでスルー。城下の公園を突っ切って松山駅へ。
ちっさい。松山駅に到着後、バスで空港に向かうのだが、時間が少し余ったので愛媛名物のじゃこ天を乗せたうどんをさっと食べる。ちなみに2年前もこの店に来た。
まあ本郷三丁目のうどん屋でも食べられた気がするけど。食べる場所が重要ということで。
食べ終わってから空港に向かい、そのまま羽田へ。帰宅しました。
実は一人旅には今まで否定的で、何でそんなさびしいことせにゃならんのよって感じだったのだけど、今回初一人旅して一人旅もいいなって思いました。
以上。また愛媛行きたい。
おまけ。新居浜で行ったマイントピアという謎名所の写真。山奥。
日常1/30
最近は研究室の引越しで実験ができない。ということで論文を書くしかない。
書き方分からない…。
ということで2冊買いました。
「理系研究者のためのアカデミックライティング」
「科学論文の英語用法百科第一編」
買っただけで終わらないようにしたい。
テクニックは身につくのだと思うけれど、肝心の内容がしょぼいと意味がないので、そこも気をつけていきたい。
今日はEDLTについてのPDFを見つけた。とても有名な先生のスライド。
http://nsg-zaidan.or.jp/presentation/2013/pdf/2ueno.pdf
見たところSTO(001)とかを使っているみたいだが、基板の方位を変えたらどうなるんだろうとか思った。
界面でのキャリアの蓄積の仕方とかが変わってきそう。
STOで十分高品質な二次元構造を作るには(001)面じゃないとだめって話かな。
最後に、今日書籍部で印象に残った本を2冊。
国際政治学をつかむ 新版 (テキストブックス[つかむ]) | 村田 晃嗣, 君塚 直隆, 石川 卓, 栗栖 薫子, 秋山 信将 |本 | 通販 | Amazon
Amazon CAPTCHA(国際政治学 (New Liberal Arts Selection))
かたっぽはうまくリンクが貼れなかった…。
世の中がこれだけ動いているのに、象牙の塔に立てこもっている研究者然とはしていたくないので、隙間時間を使って勉強したいと思う。話の幅も広がると思うし。
知ったかぶりは自分の一番嫌悪するところ(なりがちだけど)なので、しっかりインプットをして消化していきたい。
走らねば…。