6/1スウェーデンへ
今日から6/4まで、世界一美しい首都と言われるスウェーデンのストックホルムへ海外旅行。6/2にストックホルムマラソンがあるためである。手軽に海外に行けるのがヨーロッパに住む利点のひとつだと思う。
まずは在来線(S-bahn)と高速鉄道(ICE)を乗り継いでベルリン中央駅(Berilin Hauptbahnhof)へと向かう。
ベルリンに来たのはこれが初めて。ゆっくり見て回りたいところだが、ここは通過してバスに乗り、テーゲル空港(Flughafen Berlin-Tegel、TXL)へ向かう。
バスに揺られて20分ほどでテーゲル空港に到着。フライトまで時間を潰す。最初の行き先は乗り継ぎ空港であるスウェーデンのVäxjö空港である。航空会社はBRA(Braathens Regional Airlines)を使ったのだが、飛行機が小さかった。乗客もまばらであり、ほぼ自由席状態だった。
機内ではおいしいお菓子が出た。
Växjö空港はこぢんまりとしていたが、内装が落ち着いていて雰囲気がよかった。しばらく待ってから目的地であるストックホルムのブロンマ空港(Stockholm-Bromma flygplats)へ向かう。Växjö-ストックホルム間の所要時間は1時間ほど。
ストックホルム・ブロンマ空港に到着後、ストックホルム中心部(中央駅、T-Centralen)へはバスで移動。普段は20分ほどで着くらしいのだが、混雑の影響で40分ほどかかった。バスから見える町並みがすでに綺麗であり、期待が膨らむ。
中央駅からは地下鉄(Tunnelbana)に乗ってregistrationに向かう。大会のregistration会場にはexpoも併設されており、色々なものが展示されていたり、売られたりしていた。
ここではTシャツを2枚買った。合わせて500SEK(6000円くらい)だった。購入時にクレジットカードが使えなくて焦った。キャッシュはゼロだった(後でキャッシングすればいいやとたかを括っていた)ため、残高が20000円くらいしかないN26のデビット機能付きのカードで支払った。結局クレジットカードは使えるようになったのだが、使用できなくなった原因はいまだ不明である。今度からは口座にちゃんとお金を入れておくか、クレカを2枚持ってくるようにしようと思った。
Expoを一通り回った後は、2kmほど離れているパスタパーティーの会場に向かった。到着したのが18:00頃と遅めだったせいか、パーティー会場はあまり盛り上がっていなかった。ということでパスタと炭酸水を普通に頂く。
オリーブがたくさん入っていた。少し油が多かったが、昼ごはんを食べていなかったこともあっておいしく感じた。パスタを食べてから宿泊先へ向かう。町並みの美しさ、そしてセブンイレブンと寿司屋の多さが印象的だった。
ホテルにチェックインし、マラソンの準備をして就寝した。
5/26日常
最近は時間があっという間に過ぎてゆく。こちらの生活に慣れて来たということだろうか。
今日は午前中家でごろごろしてから、午後は30分ほど外を走り、それから町の中心部へ散歩に出かけた。4/14散策でも書いた通り、町のあちこちで色々な音楽が聞こえてくる。
写真は撮っていないが、広場のど真ん中でどこから持ってきたか分からないグランドピアノを弾いている人もいたりして、歩いているだけでもけっこう楽しむことができる。一通り歩いた後は休憩を兼ねて図書館で少し論文を読んだ。
18時頃まで図書館でだらだらしてから、Auerbachs Kellerに行って夕食を食べた。このお店はゲーテの「ファウスト」に登場する酒場で、森鴎外やゲーテもよく利用していたらしい。
土曜の夕方ということで、店内は地元の人々や観光客と思しき人々で賑わっていた。結構混んでいて入れるかどうか心配だったが、おひとりさまということですぐに入れた。左後ろにばかでかいワイン樽が鎮座していた。ちょくちょく店員さんが来てここからワインを注いでいた。
非ドイツ語話者用に英語メニューが用意してあり、そのうえ店員さんも英語で喋ってくれたのでとても助かった。メニューに載っている食事は前菜、メインディッシュ、デザート等に分かれていたが、あまりちゃんとしたレストランに来たことがないので勝手が分からない。とりあえず黒ビールを注文し、ビールをちびちび飲みながら食べるものを決めた。
まずは前菜。〇〇スペシャリテみたいな名前だった。後で思い出したら書き足そうと思う(Räucherspezialitätenだった。燻製という意味らしい)。左はポテトケーキ。右の皿は、右から順に(たぶん)鴨肉のロースト、スモークサーモン、ローストビーフという感じだった。小さな器に盛られているのはピクルスみたいなやつ。スモークサーモンがめちゃくちゃビールに合うので驚いた。この前菜だけでも十分に満足できる。1杯目のビールを飲み干し、おかわりを注文してから次のメインディッシュへ。
ドイツの郷土料理であるSauerbraten(ザウアーブラーテン - Wikipedia)。もちもちしたポテト餅と赤キャベツ、そして肉。かなりボリューミーだった。おいしかった。
食後のコーヒーをもらい、テーブルで料金を支払ってから帰宅。料金は結構高かった。ぼっち飯としては過去最高だと思う。ただ、一人で行っても、周囲が薄暗いせいか居心地の悪さはあまり感じなかった。また余裕ができたら行ってみたい。
5/11日常
ひさびさの更新。
5/1に前の家から今の家へ引っ越した。引っ越す前の家はテレビや机、その他生活に必要なものが全て揃っていた。
一方で次の家にはほとんど何もない。ベッド、カーテン、洗濯機は40 €で前の人に譲ってもらった。あとはホットプレートとビルトイン冷蔵庫が備え付けてあった。
洗濯機のメニューが多くて最初見たとき戸惑った。
後で知ったことだが、柔らかい洋服などを洗濯する時に右のつまみ(脱水時の回転数)を最大にしてしまうと破けてしまったりするらしい(写真は思い切り最大にしてあるけど)。
転居時は2週間以内に市役所へ届出を出さなければならない。ということで市役所へ。場所は住民登録した時と同じである。実は昨日も行ったのだが、昨日は祝日(キリスト昇天祭)だったらしく開いていなかった。
入り口で整理券を発行し、待つこと2時間弱。待ち人数は20人くらいで少なかったのに待ち時間が長かった。以前と同じく、受付で家主さんのサイン入りVermieterbestätigung、パスポート、住民登録申請用紙を提出。すんなり手続きが終わるかと思いきや、どうやら不動産屋さんが住所をミスっていたらしく、後日Vermieterbestätigungを市役所に持ってくるか送付するようにと言われた。まあ件の不動産屋さんは前にも契約書の内容が違っていたりしてだいぶ大雑把だということは分かっていたため、住所が違っていたと聞いてもあまり驚かなかった。さっさと不動産屋さんに連絡してカタをつけようと思いつつ、市役所を後にした。
次に、チャットで銀行口座(N26)開設のための個人認証手続きを行った。前にも同じ手続きを行ったのだが、その後にメールで「音声の質が悪くて個人認証できませんでした、再認証お願いします」と連絡が来たため、このような流れになった。こんなこともあるんだなあとかめんどくさいなあとか思いつつ、昼休みの時間を使って再認証を行った。幸い再認証手続きは問題なかったらしく、晴れて銀行口座を正式に開設することができた。ちなみにカードはスケルトンでちょっとかっこいい(画像は公式サイトhttps://mag.n26.com/is-maestro-a-mastercard-f3153b7499e5から)。
事務的な手続きを一通り終えた後、研究室に行って論文をのんびり読んだ。試料作製装置が壊れているのでしょうがない。
関係ないけどある日の夕暮れの写真を載せておく。夕暮れと言っても20時半ころである。
季節の変わり目なので体調を崩さないようにしたい。
4/25発表&引越し準備
今日はグループ全体のミーティングで発表をした後、5月から住む家の鍵を受け取りにいった。
ドイツに来てから初の発表ということで、自己紹介&この1年で何の研究をするのかについて話した。聴衆がほぼ全員外国人という状況でプレゼンをしたことがなかったので少し緊張した(でも考えてみれば聴衆が全員日本人でも発表前はいつも緊張してた気がする)。どこかで「回数を重ねて慣れれば人前でのプレゼンも平気になる」みたいな記事を読んだのだが、発表をし始めた学部4年の頃から一向に慣れる気配がない。発表終了後、拍手の代わりにみんな拳で机を叩いていて驚いた。昔の名残らしい。また、ミーティングをだらだらやらず、質問が出なくなったらすぱっと切り上げるのは良い所だなと思った。
昼ご飯は前にも行ったことのある中華料理屋さんで食べた。食事中にポスドクの先輩と研究について話していたが、やっている分野が近いこともあって興味深い話を聞くことができた。暇な時に論文を調べてまとめたい。
午後は少し実験をしてから引っ越し先の家に行き、部屋のチェックと鍵の受け渡しを行った。入った瞬間にいきなりドアのレバーが外れてびびった。仲介の人がほとんど英語を話せなかったため意思疎通が難しかったが、何とかなって良かった。次に住む家はバルコニー付きなのでちょっと楽しみである。家具がほぼないのが難点(当たり前だけど)。
帰宅してからドイツ版周期表が書かれたマグカップでコーヒーを飲んだ。スペースの関係なのかどうか分からないが、103番までしか書かれておらずちょっと悲しい。
今の家ともあと5日ほどでお別れである。ぼちぼち引っ越しの準備を始めたい。
4/21日常
土曜日ということでお休み。
先日、こっちに来てからお世話になりまくっているポスドク氏に「せっかくドイツにいるんだし旅行した方がいい、Leipzigはヨーロッパの真ん中辺りに位置してるからどこにでも旅行できる」と言われたことを思い出し、何とはなしにマラソンを検索。どこに旅行しようかと考えた時、そのきっかけにしやすいという点ではマラソンが趣味というのは便利だなあと思う。
RUNNETを見ると、5月にプラハマラソン、6月にストックホルムマラソンが開催されると掲載されていたが、プラハマラソンは既にエントリーが終了していた。プラハはLeipzigからアクセスが良く(バス・鉄道で4~5時間ほど)、お手頃だなと思っていただけに少し残念だった。まあ裏を返せばプラハにはいつでも行けるということなので、そのうち旅行してみようと思う。
プラハマラソンが無理ということでストックホルムマラソンに出ることにした。RUNNETには「大会の半年以上前に定員オーバーとなる北欧では最大の大会で、内容・運営でも世界有数の大会と云われています。」と書かれていたが、なぜか大会1ヵ月半前の今でも普通にエントリーすることができた。
ストックホルムマラソンの開催日は6/2の土曜日。時期が近いため飛行機やホテルが取れないかどうか心配だったが、無事に予約することができた。Booking.com & KAYAK様様である。旅程は
で、往復33000円くらいだった。Bromma Airportは大会会場から5 kmほどの所にある空港である。ここでショックだったのが、ベルリンのSchönefeld Airportからストックホルム郊外にあるArlanda Airportまでが往復10000円だったこと。ちゃんと
で6通り調べとけば良かった。とはいえArlandaから中心部までは40 kmくらいあって遠いので、Brommaもそう悪くはないかなという感じ。
宿は大会会場から500 mくらいの所にある、朝食付きの所をとった。6/1~6/4で3泊する予定なのでちょっと高めのホテルを選んだ。
初の海外マラソンなので楽しみ。ちゃんと走れるように練習を積みたい。
4/14散策
休日ということで、少し遅めの9時起床。9時40分頃に家を出て市の中心部を散策した。日曜日ということでお店はほとんど閉まっており、カフェやマクドナルドくらいしか開いていなかった。
音楽の町を標榜しているだけあり、土曜日はあちこちで路上コンサートが開かれていて賑やかなのだが、今日は全体的に静かだった。コンサートホールの辺りは賑わっていた。
このコンサートホールはゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester)の本拠地らしい。音楽はあまり分からないが、そのうち何か聴きに来たい。
旧ドイツ帝国最高裁判所、現ドイツ連邦行政裁判所(Bundesverwaltungsgericht)。見学は無料らしいが、今日はやっていなかった。何様式なんだろうかと思って少し調べたら、Leipzigの建築についてまとめてあるサイトを発見した。
この裁判所は1895年竣工なので、都市基盤ができてきた時代(Gründerzeit)の建築ということになる。ふるい。
1時間半ほど適当に歩いて散策は終了。次はもっと真面目に下調べしてから来ようと思った。
4/10日常
今日は7時頃に起きてまず腕立て伏せをした。ドイツは1年を通じて平均気温が低いというあやふやな知識を頼りにトレーナーばっかり持ってきたのだが、丁度僕が到着した頃を境に春に突入したらしく、朝の時点で既に暑い。服を買わなくちゃと思いつつ朝御飯を食べ、8時50分くらいに研究室に行った。
到着してさっそく、9時半から談話室でちょっとした送別会が行われると研究員さんに聞いたので参加した。送別会では色々な種類のお手製(しかもクオリティが高い)ケーキが出てきてちょっと驚いた。コーヒーとケーキを食べながら雑談をしていたのだが、そこで4/1-2のフライトで出てきた「もさもさしたあまりおいしくないやつ」がQuarkというドイツ特有の乳製品であることが判明した。
普通はパンとかに塗って食べるらしい。そりゃ単体で食べてもおいしくないわけだと納得した。ひとしきり食べてから居室に退散した。17時30分頃までデスクワークをしてから帰宅。
たまには料理でもしようかなと考え、帰りにスーパーでブロッコリーとこしょうを買った。とはいえ料理するのはめんどくさいので、適当に具材を煮込むだけで完成しそうなポトフを作ることにした。
材料はブロッコリー1個、じゃがいも500 gくらい、ベーコン100 g、ソーセージ3本、炭酸水1.5 Lである。炭酸水を使ったことに特に意味はない(普通の水と間違えて買ったやつ)。コンソメはスーパーで見つけられなかったので省略。
こんなんでいいのかと思いつつ、ソーセージ以外をポットに放り込んで煮込む。野菜が柔らかくなった頃にソーセージを入れて暫くして完成。ちなみに塩気が足りなそうだなと思って途中でポテチを3枚投入した。3枚で何が変わるんだろうか。手抜きも良い所である。しかしいざ食べてみると、薄味ではあるものの案外おいしかった。野菜と肉の力は偉大だなあと思った。
楽にできる料理のレパートリーを少しずつ増やしていきたい。