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卒論の要旨第2稿を書き終わったので上の人に提出した。

進捗報告のスライドを作らなければ。

 

件の論文。再掲。

Phys. Rev. Lett. 116, 016602 (2016) - Probing Carrier Transport and Structure-Property Relationship of Highly Ordered Organic Semiconductors at the Two-Dimensional Limit

高品質な複層ペンタセン薄膜を作って、界面付近の膜(2層目まで)の影響とその上に積んである膜の影響を分離できたってのが肝な気がする。

従来の多結晶薄膜とかだと調べることができない、っていうよくある筋書きの論文だった。

図がたくさん載ってて理解がしやすかった。計算のところの軌道の重なりを示した図は特に分かりやすかった。

2層目がホッピング伝導を示して、3層目以降がbandlikeな伝導を示すのが良く分かった。

あとキャリアの種類がどこにも書いてなかった(と思う)のだけど、ペンタセンって有名なp型半導体らしい。初めて知った。ペンタセンのHOMOに正孔が注入されるらしい。

移動度が従来の報告に比べれば非常に高かった。5.2とか。

 

親しみのない分野の論文だったので初めて聞く言葉がちょこちょこあった。メモ代わりに書いてみる。

Poole–Frenkel effect - Wikipedia, the free encyclopedia

アーバック則 - ウィキまとめ

ダビドフ分裂(ダビドフぶんれつ)とは - コトバンク

おわり。