10/28 スイスシティマラソン
7時ごろに起床し、ホテルのレストランで朝食をとる。この形式の食事にも慣れてきた。
てきとうに食事を終え、着替えてスタート時間まで部屋で待機する。宿泊先とスタート地点の距離はおよそ2キロほど。外は雨模様かつ気温が3度と低かったため部屋でぎりぎりまで粘ることにした。
スタート45分前にホテルを出発。アームウォーマーの上に長袖シャツという(マラソンを走るにしては)厚着な格好でスタート地点に向かう。そして9時にマラソンがスタートした。
コースをよく確認していなかったのだが、同じところを2周回るコースだった。そのせいか、ハーフ地点を越えたところで人がぐっと減った。
レース中は特に何も起こらなかったが、沿道から地元の人の「ガンバッテー」という声援が聞こえたのにはひどく驚いた。海外でのマラソンはこれで4度目だが、日本語を耳にしたのはこれが初めてである。
なんやかんやでゴールのスイス交通博物館(Verkehrshaus der Schweiz)へ。完走メダル・フィニッシャーTシャツを受け取る。
ゴール後はEichhofのビールを飲みつつBratwurstを食べた。
時間が経つにつれ、体の芯までじわじわと寒さが沁みてきて、気づいたら凍えて震えが止まらなくなっていた。これはちょっとまずいと思い、あわてて交通博物館の中へ避難。しばらく暖を取る。
落ち着いたところでいったんホテルへ。凍えないように急いで帰った。シャワーを浴びて普段着に着替える。しっかり防寒対策をしたあと町の中心部へ散歩しに出かけた。
カペル橋のあたりを散歩しているうちにお腹が空いてきたため、どこかで夕食をとることにする。川沿いを歩いていると“Brauerei”(「ビール醸造所」)という単語が目に飛び込んできたので、ふらふらと入った。
1人なのになぜか4人席をあてがわれた。飲み物はもちろんビールである。Seidelという銘柄のビールを注文した。大好きなKellerbier(地下室のビール)である。Kellerbierは濾過する前のビールであるためやや濁って見えるが、そのぶんホップの風味・香りがしっかりしている。加えて、このお店で提供しているビールはピラトゥス山系のきれいな水を使って醸造しているらしく、とてもおいしかった。
ちょうどビールを飲み終わった頃に注文したポークチョップが運ばれてきた。豚肉は味付けも柔らかさもちょうどよかった。ポテトがやや多かった。
ビールのお代わりも頼んだ。アンバービール。
食事のあとは腹ごなしも兼ねて街をしばらく散歩した。観光地だからか、日曜日なのにも関わらず空いている店が割と多かった。
しばらく散歩したところで宿泊先へ戻ることにする。湖で泳いだり寝たりしている白鳥を眺めつつ徒歩で帰った。