学会8/27

今日から京都で学会。今日はホテルにチェックインし、学会登録を済ませる日である。京都駅に11時頃に到着後、まずホテルに荷物を置いていく。昼ごはんは街かど屋というやよい軒的な定食屋で食べた。ちなみに隣にやよい軒があった。

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昼ご飯を食べ終わった後、registrationまではまだまだ時間があったため、折角京都に来たのだからということでレンタサイクルを借りてあちこち行くことにする。「京都みやび屋」というレンタサイクル屋さんで自転車を借りた。色々な種類の自転車を取り揃えている上、普通のシティサイクルであれば1日借りても1000円程度と、とてもリーズナブルな価格設定だった。早速自転車に乗り、まずは下鴨神社へ北上していく。下鴨神社森見登美彦氏の作品に度々登場しており、個人的に行ってみたいなと思っていたためである。

烏丸通を北上し、四条通と交差した所で鴨川方向へ右折する。混雑のためか、自転車の走行は禁止だった。人の波にもまれつつ鴨川へ向かい、途中の林万昌堂という甘栗屋さんで大甘栗を買ったりしながらてくてくと歩く。

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すると四条大橋が見え始めた所で右手に東華菜館の本店、左手にレストラン菊水が突如現れた。

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東華菜館は「有頂天家族」で弁天が踏み台にした場所であり、レストラン菊水は「聖なる怠け者の冒険」で小和田君が五代目に会う場所である。思わぬ遭遇に心を躍らせた後、自転車走行禁止区域を抜けたので自転車に再び跨る。四条通をそのまま直進すれば祇園に行けたことを後で知ったが、もう既に心は下鴨神社に飛んでいたのでその時は全く気付かなかった。左手に色々なお店の納涼床を臨みつつ、自転車を北へ北へと駆ってゆく。

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夜になれば綺麗なのだろうか。納涼床で賑やかに楽しむのんべえ達を照らす灯りと、そこから漏れた光に照らされる鴨川沿い等間隔カップルのことを想像すると、いとをかしき気持ちにもなろうというものだ。
などと考えていたら荒神橋に到着した。この橋の上から見る山並みは素晴らしいと聞いていたので見てみる。

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鴨川の後ろにでーんと並ぶ山々が見事だった。そして荒神橋まで来れば下鴨神社まではあと一息である。3分ほど走ったところで鴨川デルタと糺の森が姿を現した。

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下鴨神社に到着したということで、駐輪場に自転車を停めて本殿まで歩いてゆく。お守りの販売所で矢三郎が出迎えてくれたのには驚いた。京都特別親善大使であるらしい。

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本殿の方へ進んでいったところ、すぐ脇に御手洗池という小さな池を見つけた。みたらし団子発祥の地(池?)であるとのこと。後撰和歌集所収の「君がため御手洗川を若水にむすぶや千代の初めなるらむ」という和歌が添えられていた。水に浸すと運勢が浮き出てくるみずみくじが300円で引けるということで、早速買って御手洗池に浸してみた。

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「控えめに文字が出てきます 」との注意書きの通り、浮き出てくる文字はとても薄かった。メモも兼ねてそれぞれ書いておく(うろ覚えだけど)。

願い事:人の言うことをよくきく
体調:病は気から、気楽にやれ
金運:出費多すぎ、おさえろ
学業・仕事:まじめにやれ
恋愛:今良いと思ってる人でうまくいく
旅行:からだをゆっくり休める旅をしろ

心当たりがありすぎて困った。みずみくじのついでに御手洗池に足を浸しながら、とりあえず明日からの学会もしっかり頑張らないとなあ、などといったことをぼんやり考えていた。ひとしきりぼんやりしてから御手洗池を後にし、次の目的地へ向かうことにする。

下鴨神社の鳥居を出てすぐの茶屋に座ってGoogle mapを見ていると、京都と大津が案外近いことに気付く。私は漫画「ちはやふる」も大好きなのだが、作中でキーポイントとなる舞台である近江神宮にも行ってみたいと常々思っていた。試しに下鴨神社からの距離を調べてみるとおよそ10kmほどらしいと判明する。ちょっと山越えしなくちゃいけないけど大丈夫でしょうと根拠のない自信を持ち、早速近江神宮へ向かった。

しかし3kmほど行った所で歩道がなくなり、片側通行になり、斜度が急になり…と明らかに危険な感じになってきたのでやはりやめようと思い直す。まあまた行く機会はあるでしょう…。

目的地を失ったので次は近めの銀閣寺でも目指すかと考え、白川通を南下する。しかし哲学の道まで来た所で自転車が通行禁止であることと、駐輪場がやや遠いことにがっかりしたため、銀閣寺には行かなかった。

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時間も中途半端に余っていたため、次は京の町を横断して嵐山を目指すことにする。本当は紅葉の時期に行きたかったけれど、まあそこそこ遠くて(銀閣寺から片道10kmほど)運動にもなるし、と浅はかなことを考えつつペダルを踏む。途中で高雄・熊野といった地名を見たり、嵐山で天龍寺という名前のお寺の前を通ったりで、どこぞの巡洋艦と同じ名前じゃんと思ったりした。
嵐山へ向かう途中で平安神宮によった。

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とにかく大きかった。本殿はこれでも当時の1/2サイズらしく、昔はどれだけ大きかったんだろうかと思った。西は白虎、東は蒼龍が守護していた。積もった雪と同じく、砂利が騒音を吸収しているようで、参拝客の砂利を踏む音は響けども深い静けさのようなものが空間に満ちているような感じがした。

銀閣寺から10kmほど西方に走って嵐山に到着。嵐山はとても混雑しており、自転車で通行するのは中々厳しかった。ここで標識をちらっと見たところ渡月橋と書いてあり、テンションが上がる。実は渡月橋が嵐山にあることを知らなかったのである。実際に渡月橋を見ると、ああ紅葉の時に来たかったなとの思いが一段と強くなった。

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渡月橋の名前は、”鎌倉時代亀山天皇(在位期間1259年〜1274年)が、満月の晩に舟遊びをされ、月が橋の上を渡るように見えることから、「くまなき月の渡るに似る」と詠われた”(保津川HPより引用)ことに由来しているということで、ちょっと下流まで自転車で走っていって月の渡る様子を想像したりした。おいしいものも多そうな上に景色も綺麗なので、ここで1日過ごせそうだなどと考えた。

f:id:fukuponponpon:20170827234240j:plainこれを見ると渡日橋…?

紅葉の時にまた来ます、と心の中で渡月橋との別れを惜しみつつ、京都の中心部へと戻る。みやび屋に自転車を返却した後、軽く夕食を買ってホテルにチェックインした。シングルだったはずが、部屋の都合でツインになったらしくて嬉しかった。

不定期に行っているハイレップス腕立て伏せをこなし、シャワーを浴びて汗を洗い流した後、朝食を買いに行きがてら鴨川の等間隔カップルでも観察しにいこうと決める。等間隔カップルに混じって日本酒を飲むことは京都で達成したいことリストのだいぶ上位にあるので、これを外す訳にはいかないのである。と意気込んで鴨川に向かったはいいものの、真っ暗で川べりが見えないしどうやらカップルも少なそうだしで意気消沈する。ただ、納涼床が点在していて綺麗だった。手が出そうな金額だったら行ってみようかなと思って確認してみたところ、どこも7000円は下らなさそうなことが判明し、諦める。いつかお金ができたら行こうと決心してホテルへ戻った。