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1/16 東寺&一乗寺エリアへ

京都に住み始めて1年弱が経ったが、せっかく京都に住んでいるということでお寺や神社をめぐることにした(今までもちょいちょい訪ねてはいたが)。

まずは近所にある東寺(教王護国寺)へ。ここは796年に創建、823年に嵯峨天皇から弘法大師へ下賜され、日本初の密教寺院として広く信仰を集めた。昔は西寺もあったらしいが、13-16世紀に廃寺になったらしく今はバス停しかない(バス停はなぜあるのだろう)。

しばらく歩いて東寺へ。800円で金堂・講堂・五重塔を含む庭園を見学することができる。実は春に1回来ていたのだが、そのころとはだいぶ景色が違っていた。下の写真の手前は「不二桜」と呼ばれるしだれ桜。

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今の時期はたまたま特別拝観で五重塔内部が公開されており、中の如来像や菩薩像を拝観することができた。柱に描かれている金剛界曼荼羅も壮観だった。また、ガイドみたいな人が説明してくれたところによると、この東寺の五重塔は木造建築物としては日本で最も高く、その上耐震構造になっているらしい。五重塔の中央を貫く柱を1本でなく数本で構成することで、揺れを分散するらしい。昔から地震対策はピカイチだったのだなと思った。

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五重塔の次は金堂・講堂へ。金堂では御本尊である薬師如来像、日光・月光菩薩像を拝観した。ちょうど胃腸炎が治るか治らないかという時期だったので、御利益があれば…と少し欲深い気持ちが出た。講堂では立体曼荼羅を見たが、圧巻だった。ここでは大日如来を含む五智如来五大明王五大菩薩を拝観できる。空海は視覚的なインパクトを大事にした(とどこかで見た気がする)らしいが、それも納得の迫力だった。

一通り庭園を見終わった後は御影堂で弘法大師様に挨拶し、食堂へ向かった。ここの納経所で御朱印を頂くことができる。現存最古の彩色曼荼羅である両界曼荼羅を眺めてから弘法大師様の御朱印を頂いた。

だいぶ歩いてお腹が空いたため、ラーメンを食べに行くことにする。以前から友人に「一乗寺あたりにたくさんラーメン屋がある」と聞いていたため、一乗寺エリアに向かうことにした。バスを乗り継ぎ、お目当ての店へ。

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今回は「スープがもはや固形」と評判の極鶏(ごっけい)へ。普段は行列必至らしいが、16時おひとりさまだったためか一瞬で入ることができた。1回目ということで、定番メニューの鶏だく卵かけご飯つきを注文。

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腸炎がぶり返さないか心配だったが、よく噛めば良いだろうと考えて気にしないことにした。注文してからすぐにラーメン&ご飯が到着、早速食べてみた。麺をすくうと粘度マックスのスープが絡んで一緒についてきた。食べてみると、油っこいのかと思いきや意外とさっぱりしていた。上に乗っているネギもおいしかった。普通に食べるとスープが余ってしまうが、そこでご飯の出番。刻みチャーシュー+卵を味わったあと、スープを投入して食べた。非常においしかった。次は他のメニューを注文したい。

折角北の方まで来たのにそのまま帰るのはもったいないということで、三条の辺りにある丸善京都本店へ。コロナ禍ではあったが、割と混雑していた。適当にぶらぶらしていると、やたらとレモンが置いてある区画を発見した。梶井基次郎の誕生日か何かかなと思ったが、実はこの丸善京都本店が梶井基次郎の「檸檬」に登場した丸善らしい。さすが京都…と思いつつ、縁起が良さそうなので真っ黄色の特別装丁の檸檬を購入した。

本を購入して満足したので、丸善を出て帰途についた。