4/14散策
休日ということで、少し遅めの9時起床。9時40分頃に家を出て市の中心部を散策した。日曜日ということでお店はほとんど閉まっており、カフェやマクドナルドくらいしか開いていなかった。
音楽の町を標榜しているだけあり、土曜日はあちこちで路上コンサートが開かれていて賑やかなのだが、今日は全体的に静かだった。コンサートホールの辺りは賑わっていた。
このコンサートホールはゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester)の本拠地らしい。音楽はあまり分からないが、そのうち何か聴きに来たい。
旧ドイツ帝国最高裁判所、現ドイツ連邦行政裁判所(Bundesverwaltungsgericht)。見学は無料らしいが、今日はやっていなかった。何様式なんだろうかと思って少し調べたら、Leipzigの建築についてまとめてあるサイトを発見した。
この裁判所は1895年竣工なので、都市基盤ができてきた時代(Gründerzeit)の建築ということになる。ふるい。
1時間半ほど適当に歩いて散策は終了。次はもっと真面目に下調べしてから来ようと思った。
4/10日常
今日は7時頃に起きてまず腕立て伏せをした。ドイツは1年を通じて平均気温が低いというあやふやな知識を頼りにトレーナーばっかり持ってきたのだが、丁度僕が到着した頃を境に春に突入したらしく、朝の時点で既に暑い。服を買わなくちゃと思いつつ朝御飯を食べ、8時50分くらいに研究室に行った。
到着してさっそく、9時半から談話室でちょっとした送別会が行われると研究員さんに聞いたので参加した。送別会では色々な種類のお手製(しかもクオリティが高い)ケーキが出てきてちょっと驚いた。コーヒーとケーキを食べながら雑談をしていたのだが、そこで4/1-2のフライトで出てきた「もさもさしたあまりおいしくないやつ」がQuarkというドイツ特有の乳製品であることが判明した。
普通はパンとかに塗って食べるらしい。そりゃ単体で食べてもおいしくないわけだと納得した。ひとしきり食べてから居室に退散した。17時30分頃までデスクワークをしてから帰宅。
たまには料理でもしようかなと考え、帰りにスーパーでブロッコリーとこしょうを買った。とはいえ料理するのはめんどくさいので、適当に具材を煮込むだけで完成しそうなポトフを作ることにした。
材料はブロッコリー1個、じゃがいも500 gくらい、ベーコン100 g、ソーセージ3本、炭酸水1.5 Lである。炭酸水を使ったことに特に意味はない(普通の水と間違えて買ったやつ)。コンソメはスーパーで見つけられなかったので省略。
こんなんでいいのかと思いつつ、ソーセージ以外をポットに放り込んで煮込む。野菜が柔らかくなった頃にソーセージを入れて暫くして完成。ちなみに塩気が足りなそうだなと思って途中でポテチを3枚投入した。3枚で何が変わるんだろうか。手抜きも良い所である。しかしいざ食べてみると、薄味ではあるものの案外おいしかった。野菜と肉の力は偉大だなあと思った。
楽にできる料理のレパートリーを少しずつ増やしていきたい。
4/9日常
今日は7時頃に起床した。夢の中で、父親の運転する車が何かに衝突しそうになった所で目が覚めた気がする。1週間前(出立時)の飛行機内でOverdriveを見たためだろうか。どこかで「1週間前の経験がその日の夢に反映される」みたいな記事を読んだ覚えもある。
8時頃から家で実験計画を立てて、9時頃研究室に行った。技官の人に実験器具の使い方などを教えてもらったが、9割ドイツ語1割英語みたいな感じだったので聞き取りに苦労した。やっぱり何だかんだドイツ語勉強しないといけないんだなあと思った。郵便局やスーパーでも、ドイツ語じゃないとダメですという所が結構あるので、基本的な会話くらいは早くできるようにしたい。
実験を終えた後はちょっと文献調査をして帰宅した。その後スーパーに行ってビールを買い足した。
土日に飲んだビールの写真をいくつか。感想は適当(ピルスナー同士の味の違いは正直あまり分からない…)。
Ur-Krostitzer ... Leipzigに来て一番最初に目に入った看板がこれだったので買ってみた。軽い感じのビール。1杯目としては丁度良い感じ。この醸造所はブンデスリーガで快進撃を続けているRB Leipzigのスポンサーらしく、HPを見てもトップにサッカーチームの写真が出てくる。というかLeipzigにサッカーチームあったんだ……。
Holsten pilsener ... ふと思い立って三度注ぎに挑戦したものの、注ぎ方がヘタクソだったのと泡が立ちにくいのとであまりおいしそうに撮れなかった。少し苦くて重い感じのビール。この醸造所は6種類ビールを出しているが、その中で2番目に苦いビールらしい。1番苦いやつ(extra herb)もスーパーに売っていたが、まだ買っていない。
Hasseröder Premium Pils... 普通のおいしいピルスナーだった。2本目が重めだったせいか、印象が薄い。HPには“Das beste Bier für beste Freunde.”と書いてあったので、仲の良い友達が来た時に一緒に飲めたらいいなあと思った。
4/6論文
今日は6時半頃に起きた。メールをチェックしたら論文がアクセプトされた旨の連絡が来ていた。同時に次の論文の初稿も待ってますと言われたので、第一稿を午前中に仕上げて先生に送った。午後はDC2の書類を途中まで書いた。同じグループの学生から大学の講義一覧も送って貰ったので、面白そうな講義があったらもぐってみようと思う。
スーパーに寄ってから帰宅。その後ソーセージを焼き、ビールのつまみにした。
まずはKrombacher Pilsというビール(ピルスナー)を飲んだ。個人的には好きなタイプのビール。一番搾りをマイルドにした感じ。香りがよい。綺麗な黄金色をしており、すっきりとした苦味がある。ラガーみたいだと思ったが、Wikipediaによるとピルスナー∈ラガーとのこと。
ピルスナーはチェコのピルゼン地方が原産らしいが、実はLeipzigからチェコのプラハまではバス1本で行けるので、そのうちチェコにも行って本場のピルスナービールを飲んでみたい。
次に飲んだのはAugustiner Braeu München Edelstoffというビール。苦味は抑え目だが、甘いというほどでもない。アルコール度数が少し高い分、風味と香りがひかえめな感じ。あまり泡が立たない。色は薄め。すぐに酔いが回りそうなビール。
その後就寝。
4/5日常
少し振り返り。
4/2にLeipzigに到着してから、4/3に住民登録を済ませた。Rathaus(市庁舎)が丁度移転したタイミングだったらしく、住民登録は新しそうな建物のなかで行った。13時30分頃に入り口のタッチパネルで整理券を発行してから待つこと3時間。やっと番号を呼ばれたので、パスポート・大家さんのサイン付きの賃貸契約書・住民登録申請用紙を持って受付に向かう。「ドイツは初めてですか」「何のために来たんですか」みたいなことを英語で聞かれつつ、5分ほどでさくっと登録が終わった。住民登録申請用紙は確認されなかった。まあパスポート+賃貸契約書以上の情報もないしそんなもんかという気もする。住民登録にあたっては下記のサイトを参考にさせて頂きました。
Leipzigerスターターパックももらった。残念ながらほとんど読めない。ドイツ語勉強しないとなあと思った。
ということで住民登録を済ませたので、今日(4/5)は研究室で用事を済ませた後にO2のプリペイドSIMを買いに行った。2017年6月からドイツでプリペイドSIMを買う時には本人確認が必要になったとどこかのサイトで見たので、ショップにはパスポートと住民登録票を持っていった。実はドイツに来る前にヨーロッパ周遊用のプリペイドSIMを持っていたのだが、これはそのままだと通話機能が使用不能&国番がイギリス(+44)なため色々と不便だったことから、新しくO2プリペイドSIMを買うことにした。
あまり関係はないけれど、下は家の近くにあるBeyerischer Bahnhof。中にレストランが入っている。ディナーは予約必須らしい。
プリペイドSIMを手に入れるべく、このBeyerischer Bahnhofの脇を通ってO2のVertriebspartner(代理店みたいなもの)に行ってみたのだが、そこではやけに無愛想なおじさんに「うちではプリペイドSIMを取り扱っていない」と言われてしまった。気を取り直してHauptbahnhof(中心駅)の近くにある正規店に向かう。途中でLeipzig大学を通った。
Wikipediaにも載っている有名な建物である。この裏にO2の正規店が隠れている。お店に到着後、10分ほど待ってからプリペイドSIMについて尋ねてみたところ、ドイツ人のお兄さんが流暢な英語で対応してくれた。15分ほどで手続きが終わったので、その後はHauptbahnhofの周りをふらふらと歩きながら帰った。
先輩におすすめされたAuerbachs Kellerの目印となる銅像。割と手頃なお値段でおいしいものが食べられるらしいのでそのうち行ってみたい。
帰る途中でREWEというスーパーマーケットに寄り、ビールを何本か買って帰った。今回飲むのはGESSNER ORIGINALという名前のビールである。
ビールは何本かストックしてあるのだが、今日はそのうちの1本だけ空けた。1本0.75 €である。甘めで飲みやすいが、アルコール度数は5.6%と少し高めだった。泡立ちも良く、典型的なクラフトビールという感じ。ちなみにGessnerは1622年に創業した個人醸造所の名前らしい。
ビールを飲み終わったところでちょうど23時を過ぎたので就寝した。
4/1-4/2ドイツ入国
遂に出立の日がやってきた。成田空港からイスタンブール/アタテュルク空港を経由してドイツのライプツィヒ/ハレ空港に向かう。オンラインチェックインは既に済ませていたので、搭乗手続きは割とすんなり終わった。両替やお土産の購入など、細々としたことをやってから家族で寿司を食べに行った。
今後1年はこんなにおいしい寿司は食べられないのだなあと思いつつ、時間がおしていたのでさっさと食べた。そして保安検査場へ。
両親と弟に見送られて出国。今回使う航空会社はTurkish Airlinesである。色々なサイトにTurkish Airlinesは出発時刻が30分早くなりがちと書いてあったが、まさにその通りになった。機内食はどんなものが出るんだろうなどと期待に胸を膨らませつつ飛行機へ。離陸時は真横に成田空港第一ターミナルが見えたが、家族の姿はさすがに視認できなかった。
離陸して2時間ほど経ったのち、機内食第一弾が出てきた。
細かい名前は忘れてしまった。おおむね普通の味だったが、右上のポテトサラダに見える物体だけはもさもさして味が濃く、ちょっと好きになれない味だった。
機内食を食べた後は映画(Overdrive)を観た。勢いで押すタイプの映画だったがそこそこ面白く、車を運転したくなった。日本時間午前3時くらいに映画を観終わり、少し手持ち無沙汰になったので外を見ると、ときたま下の方にぽつぽつとした明かりが見える。たぶん森の中にある集落の明かりだと思うのだが、人間はどこにでも住んでいるのだなあとかどうでも良い感想を抱いた。そのあとは適当にドラマなどを観つつ時間を潰す。着陸2時間半前くらいに機内食第二弾が出てきた。
こちらも左上のもさもさしたやつがあまりおいしくなかった。
そしてトルコ時間午前4時半頃にイスタンブールに到着。フライト時間は12~13時間くらい。写真は撮らなかったが、夜景が非常に綺麗だった。夜中なのでアタテュルク空港から外に出る訳にも行かず、空港内をぶらぶらして過ごす。無査証でもトルコに入れるらしいのだが、治安などもろもろ良く分からないので出国手続きを済ませてしまった。イスタンブールについて調べとけば良かったと少し後悔した。早朝であるにも関わらず空港内は盛況だった。
お店を一通りまわった後は食べるくらいしかやることがなくなった。ということで6時くらいにバーガーキングでワッパーを食べた。知らない通貨単位だったが、後で調べたらトルコリラというらしい。1トルコリラが大体30円。ワッパーセットは30トルコリラだったので、900円の計算になる。
朝食後はベンチで寝たりヒレ肉のサンドイッチを食べたりトルコ風アイスを食べたりした。
トルコ風アイスはもちもちしていておいしかった。おじさんが陽気な人で、アイスを買う時になぜか「ワカバヤシ!ワカバヤシ!」と連呼された。そして飛行機へ。窓際の席だったのだが、離陸する時に見えた町並みがとても綺麗で感動した。黒海っぽいものが見えたと思ったのだが、後で調べたらマルマラ海という黒海より小さめの海だった。
数時間のフライトということで、機内食は1回だけ出た。パスタを注文した。
普通においしかった。右上はspring water(湧き水)だったのだが、こんな形で出てくるとは思わなかったため、びっくりした。おいしい水だった。そしてライプツィヒ/ハレ空港に到着。空港までポスドクの先輩が迎えに来てくれていたため合流し、夕ご飯を食べた。ドイツ語が全く聞き取れなかった。
先輩のおごりでビールも頂いた。そのあと家へ移動し、少し説明を受けた。家の鍵が全てセンサー式だった(transponderというらしい)。使うのにコツが必要だった。
ベッドに寝転がった瞬間に寝落ちし、この日は終了。
2/10-2/23免許合宿
山形へ免許合宿に行った。2/7に修論発表、2/9に博士課程の口述試験があったため、とても慌しいスケジュールの中での合宿となった。当日になるまで宿泊準備はおろか、新幹線のチケットもとっていなかったのでとてもあせった。何とか新幹線に乗り込み、山形県は米沢へ。到着したその日から教習が始まったが、いきなりの雪道で非常に戸惑った。気温は0度を下回り、雪のちらつく日が続くなか教習を続け、仮免の試験が終わった頃にはこんな感じになった。
このような状況での路上教習は少し怖かったが、良い経験になった。教官は怖かったけれど。無事に卒検も受かったのでよかった。最終日は快晴だった。
五月雨をあつめてはやし何とやら、上流の方角にかすかに見える山々が綺麗だった。
上杉神社にも行った。
今度は夏に米沢牛を食べに来たい。冬はもういいかな・・・。