9/7スイスへ
9/8に行われるユングフラウマラソン(Jungfrau marathon)に参加するため、9/7-9/9の2泊3日でスイスへ旅行してきた。
この大会の存在を知ったのは6月初め、RUNNETで海外大会を検索したことがきっかけだったのだが、出場しようと思った時には既にエントリーが終了していた。久々に山走りたいんだけどなあ…と思いつつ大会サイトを調べてみると、エントリー&宿泊パックには空きがあることが判明。エントリー費+宿泊代+朝食代+空港-大会会場間の交通費で444 CHF(5万円くらい)だった。日本から来るよりは安いし、将来ヨーロッパにまた住むこともないだろうしということで早速申し込んだ。
飛行機は往復共にAustrian Airlines(機体はSWISSだった)。
行き: Leipzig → Vienna → Zürich
帰り: Zürich → Halle
という感じで予約した。本当はよりスタート地点に近いBern空港を使いたかったのだが、直行便がないのと価格が高いのとで断念した。大会1週間前に慌ててとったのが良くなかったのかも…。預け荷物なし&往復でおよそ270 €(3.5万円くらい)だった。
ということで出発当日。8:05発の飛行機だったため6時に起床。朝食をとり、7時ころ最寄駅から電車に乗る。寝ぼけて反対方向の電車に乗りそうになった。空港に着いた後は急いで保安検査場を通って飛行機へ。そしてViennaでの短時間乗り継ぎを経てZüruchへ到着した。
Zürich空港からはスイス国鉄(SBB)で会場の最寄り駅(Interlaken West/Interlaken Ost)に向かう。空港-会場間のチケットは前述したとおり大会側が用意してくれた。2等席に座り、電車にゆられること約2時間弱。Interlaken Ostに到着した。
駅前はこんな感じだった。美しい山々のお出迎えを受けたのち、EXPOやスタート地点のある大会受付へ。受付は大きな公園(Höhematte)の端で行われていた。受付周辺の地図がこちら。
パラシュートをしている人がたくさんいた。どこから降りてきているのかはよく分からなかった。受付でナンバーカードとその他もろもろを受け取ってからパスタパーティーへ。ストックホルムマラソンの時もそうだったのだが、着くのが遅すぎたせいでパーティーは既に終わりかけだった。炭水化物が摂れるだけありがたいやと思いながら一人でパスタを黙々と食べる。
ちなみにバッグの中身はこんな感じ。写真では隠してあるが、ナンバーの下にファーストネームがでかでかと書いてある。大きなスイスチョコが入っていて驚いた(真ん中下)。
パスタを食べたあと、公園の周りや市内をぶらぶらした。受付から北へ向かって歩いていくと、何分か歩いたところでライン川の支流であるアーレ川(Die Aare)にぶつかった。
水源からライン川に合流するまでの長さはおよそ300 kmらしい。川の水はきれいなエメラルドグリーンだった。川沿いには旧市街の街並みも残っていた。
ひとしきり散歩してから、再び電車に乗って宿泊先(ABZ Spiez)の最寄り駅であるSpiez駅へ向かう。駅から10分ほど歩いた所でホテルに着いた。下は途中にあった展望台で撮った写真。北側の山々が見える。
ホテルに着き、センサー式の鍵を受け取って朝食その他もろもろの説明を受けてから部屋へ。ホテルのベランダからはThun湖(Thunersee)を一望することができた。
想像していたよりもはるかに良い部屋で感動した。湖の水が音を吸収しているのか知らないが、日中にも関わらず外はとても静かだった。とりあえず10分ほど椅子に座ってのんびりした。考え事をするには最高の環境だと思った。
日が沈み、周りの景色も見えなくなってきたところで夕御飯を食べることにする。近くに手頃なレストランもなさそうだった(探すのもめんどくさかった)ので、スーパーで買ってきたアボガドバーガーとサンドイッチを食べた。どちらも6~7 CHF(700円前後)と高めな価格設定であり、これがスイスか…と変てこな感想を抱いた。
夕御飯を食べた後は大会の用意をしてシャワーを浴びて寝た。
6/22ブリュッセルへ
今日から6/24までベルギーのブリュッセルへ旅行。フランスにいる友達(くーまん)と日本から出張に来た友達(はせさん)に会いに行くためである。会うのは6/23なので、今日は勝手に観光することにする。
ルフトハンザ航空の飛行機でライプツィヒ/ハレ空港からフランクフルトを経由してブリュッセル国際空港へ。フランクフルトで昼ご飯を食べた。
大きい都市だと英語が問題なく通じるので楽っちゃ楽だが、ドイツ語は上達しなさそうだななどと思った。
ブリュッセル国際空港に到着後、電車に乗って都市中心部(中央駅)へ。中央駅ははんぶん地下に埋まっていて、場所が分かりにくかった。地図はフランス語とフラマン語で書かれていてよく分からなかった。何とか現在位置を把握し、名所っぽいところを回ることにする。
まずは芸術の丘(Mont des Arts)へ。周辺に芸術に関する施設が多いことからついた名前だそう。左右対称かつ平たい典型的なフランス式庭園である。
ブリュッセルの下町が一望できたが、曇り空だったためか遠くまで見渡すことはできなかった。
ヨーロッパに来てはじめて見かけた。洋服のみを販売しているようである。そしてグランプラス(Grand-Place)へ。世界で最も美しい広場の一つとして知られており、1998年にユネスコ世界遺産に登録されたらしい。写真はグランプラスを囲む建物。
あとでWikipediaを見て知ったが、今は観光客で溢れているこの広場も昔はけっこう血が流れたらしい。驚きである。脇にはGODIVAの本店があった。
200mほど歩いて小便小僧の所へ向かう。途中にタンタンギャラリーがあったので、少し立ち寄ってみた。
小便小僧は思いのほか小さかった。着替えの数はなんと950着を超えるらしい。
少し歩くと王宮もあった。
足も疲れてきたところでグランプラスに戻り、'T Kelderkeというお店で夕食をとった。お店は地下にあったので薄暗かった。
シャンパン・ビールと共に、ベルギーの郷土料理であるウサギのシチュー&フリットを頂いた。ウサギはこれまで食べたことがなかったので期待していたのだが、筋張っていて少し食べにくかった。筋肉質ということだろうか。
夕食を食べ終える頃には外も暗くなっていたので、散策を終了し宿に向かうことにする。そのままチェックインして就寝した。
6/3ストックホルム観光
今日は朝からストックホルム市内の観光。まずは市役所へ向かう。
昨日はここの地下で夕食を食べたが、今日は塔に上って景色を眺めることにする。塔の真下でチケットを購入し、指定された時間まで20分ほど時間をつぶす。近くにお土産屋さんがあったので、デフォルメされた市役所が書いてあるコースターとマグカップを買った。そして塔の上へ。思ったよりも高さがあり、マラソン直後の体にはつらかった。
途中からはこんな感じの狭い道を通りつつ、くるくる上っていく。塔の一番上からは、地上から眺めることのできない様々なストックホルムの風景を楽しむことができた。
個人的には地上から見た景色の方が好きだなあなどと身も蓋もない感想を抱きつつ、市役所を後にした。
市役所のすぐ近くにある橋から撮った写真。ジブリと言えば、ストックホルムは魔女の宅急便の舞台の参考となったことでも有名である。具体的にはガムラスタンという場所がモデルとして使われたらしい。ということでガムラスタンに向かった。
ガムラスタンは市役所から近く、歩いて10分足らずで移動することができる。 第二次世界大戦の影響を受けていない古くからの町並みは、どこをとっても美しかった。時間はたっぷりあるうえ、特に目的もないので適当に歩く。しばらく歩いたところでノーベル博物館に到着した。
折角なので見学することにする。入場料は80 SEKだった。内部の情報はここのサイトに詳しく載っている。
奥の方には特別展示スペースがあるのだが、そこではノーベル文学賞受賞者の半生と写真、受賞理由、そして作品が展示されていた。これまで文学賞にはあまり興味がなかったのだが、この展示で実際に受賞者が人生においてどのような経験をし、文学を通して何を表現したかったのかということをすこし知ることができてよかった。受賞理由を眺めるだけでも得るものが多いように感じた。
一通り展示を見て回ったところでちょうどお昼時になったため、昼食をとることにする。ノーベル博物館内にBistro Nobelというお店があったので、そこでサンドイッチを食べた。
後から知ったのだが、椅子の裏にはノーベル賞受賞者のサインが書かれていたらしい。見てみればよかったと後悔。29番の椅子に座ったことは覚えているけれど。博物館内のショップで買ったファインマンの本を読みながらしばらく休憩した。
30分ほど休憩したのち出発。写真を撮りつつ散歩する。
ガムラスタンの次は東へ移動してヴァーサ号博物館へ。ヴァーサは17世紀に作られたスウェーデンの帆船であり、17世紀の船舶としては世界で唯一現存する船…らしい(公式サイトによる)。へたしたら30度を超えていそうな気温の中、海沿いをてくてく歩く。
ここでふと不思議に思ったのが、ストックホルムでは海沿いを歩いても潮の香りがしないことである。それに建物や船をよく見てみると、海水による腐食の痕跡がない。たぶん海水の塩分濃度が低いからなのだろうと考え、低塩分濃度の理由を妄想しながら歩く。結局、温度による海水の濃度勾配のせいだろうと勝手に結論付けて満足した(後で調べた所、これは誤りらしいということが判明した)。ともあれ、ストックホルムで感じていた違和感(海沿いなのに建物や船が汚くない)が解消されてよかった。
なんだかんだでヴァーサ号博物館に到着。博物館は6フロアくらいから構成されており、あらゆる角度からヴァーサ号を眺めることができる。
個人的には、ヴァーサ号内部に残っていた骨から当時の人々の姿、言葉の再現を試みていた展示と、船舶の保存技術に関する展示が興味深かった。保存技術に関しては、用いられた化学物質やその構造式などを含めてかなり詳細に解説されており、一化学徒としても楽しむことができた。今回は残念ながら1時間半ほど見学した所で閉館時間となってしまったが、機会があったらまた訪れたい。とはいえ再訪する可能性は低いので、記念に館内のショップで食器を買った。
博物館を出た所でちょうど午後6時になったので、ホテルへ帰ることにする。馬がいた。
ホテルへ帰る途中でお寿司屋さんに寄った。
日本人の方が経営しているお店だった。2ヶ月ぶりの寿司である。日本で食べていた寿司よりもおいしいように感じた。
聞いたところによると、お店を開いてもう18年ほどらしい。日本の話やストックホルムマラソンの話にしばらく花を咲かせたあと、お店を出た。久々に直接日本人と喋った気がする。たくさん歩いて疲れたため、宿に帰ってからはすぐにシャワーを浴びて寝た。
6/1スウェーデンへ
今日から6/4まで、世界一美しい首都と言われるスウェーデンのストックホルムへ海外旅行。6/2にストックホルムマラソンがあるためである。手軽に海外に行けるのがヨーロッパに住む利点のひとつだと思う。
まずは在来線(S-bahn)と高速鉄道(ICE)を乗り継いでベルリン中央駅(Berilin Hauptbahnhof)へと向かう。
ベルリンに来たのはこれが初めて。ゆっくり見て回りたいところだが、ここは通過してバスに乗り、テーゲル空港(Flughafen Berlin-Tegel、TXL)へ向かう。
バスに揺られて20分ほどでテーゲル空港に到着。フライトまで時間を潰す。最初の行き先は乗り継ぎ空港であるスウェーデンのVäxjö空港である。航空会社はBRA(Braathens Regional Airlines)を使ったのだが、飛行機が小さかった。乗客もまばらであり、ほぼ自由席状態だった。
機内ではおいしいお菓子が出た。
Växjö空港はこぢんまりとしていたが、内装が落ち着いていて雰囲気がよかった。しばらく待ってから目的地であるストックホルムのブロンマ空港(Stockholm-Bromma flygplats)へ向かう。Växjö-ストックホルム間の所要時間は1時間ほど。
ストックホルム・ブロンマ空港に到着後、ストックホルム中心部(中央駅、T-Centralen)へはバスで移動。普段は20分ほどで着くらしいのだが、混雑の影響で40分ほどかかった。バスから見える町並みがすでに綺麗であり、期待が膨らむ。
中央駅からは地下鉄(Tunnelbana)に乗ってregistrationに向かう。大会のregistration会場にはexpoも併設されており、色々なものが展示されていたり、売られたりしていた。
ここではTシャツを2枚買った。合わせて500SEK(6000円くらい)だった。購入時にクレジットカードが使えなくて焦った。キャッシュはゼロだった(後でキャッシングすればいいやとたかを括っていた)ため、残高が20000円くらいしかないN26のデビット機能付きのカードで支払った。結局クレジットカードは使えるようになったのだが、使用できなくなった原因はいまだ不明である。今度からは口座にちゃんとお金を入れておくか、クレカを2枚持ってくるようにしようと思った。
Expoを一通り回った後は、2kmほど離れているパスタパーティーの会場に向かった。到着したのが18:00頃と遅めだったせいか、パーティー会場はあまり盛り上がっていなかった。ということでパスタと炭酸水を普通に頂く。
オリーブがたくさん入っていた。少し油が多かったが、昼ごはんを食べていなかったこともあっておいしく感じた。パスタを食べてから宿泊先へ向かう。町並みの美しさ、そしてセブンイレブンと寿司屋の多さが印象的だった。
ホテルにチェックインし、マラソンの準備をして就寝した。
5/26日常
最近は時間があっという間に過ぎてゆく。こちらの生活に慣れて来たということだろうか。
今日は午前中家でごろごろしてから、午後は30分ほど外を走り、それから町の中心部へ散歩に出かけた。4/14散策でも書いた通り、町のあちこちで色々な音楽が聞こえてくる。
写真は撮っていないが、広場のど真ん中でどこから持ってきたか分からないグランドピアノを弾いている人もいたりして、歩いているだけでもけっこう楽しむことができる。一通り歩いた後は休憩を兼ねて図書館で少し論文を読んだ。
18時頃まで図書館でだらだらしてから、Auerbachs Kellerに行って夕食を食べた。このお店はゲーテの「ファウスト」に登場する酒場で、森鴎外やゲーテもよく利用していたらしい。
土曜の夕方ということで、店内は地元の人々や観光客と思しき人々で賑わっていた。結構混んでいて入れるかどうか心配だったが、おひとりさまということですぐに入れた。左後ろにばかでかいワイン樽が鎮座していた。ちょくちょく店員さんが来てここからワインを注いでいた。
非ドイツ語話者用に英語メニューが用意してあり、そのうえ店員さんも英語で喋ってくれたのでとても助かった。メニューに載っている食事は前菜、メインディッシュ、デザート等に分かれていたが、あまりちゃんとしたレストランに来たことがないので勝手が分からない。とりあえず黒ビールを注文し、ビールをちびちび飲みながら食べるものを決めた。
まずは前菜。〇〇スペシャリテみたいな名前だった。後で思い出したら書き足そうと思う(Räucherspezialitätenだった。燻製という意味らしい)。左はポテトケーキ。右の皿は、右から順に(たぶん)鴨肉のロースト、スモークサーモン、ローストビーフという感じだった。小さな器に盛られているのはピクルスみたいなやつ。スモークサーモンがめちゃくちゃビールに合うので驚いた。この前菜だけでも十分に満足できる。1杯目のビールを飲み干し、おかわりを注文してから次のメインディッシュへ。
ドイツの郷土料理であるSauerbraten(ザウアーブラーテン - Wikipedia)。もちもちしたポテト餅と赤キャベツ、そして肉。かなりボリューミーだった。おいしかった。
食後のコーヒーをもらい、テーブルで料金を支払ってから帰宅。料金は結構高かった。ぼっち飯としては過去最高だと思う。ただ、一人で行っても、周囲が薄暗いせいか居心地の悪さはあまり感じなかった。また余裕ができたら行ってみたい。
5/11日常
ひさびさの更新。
5/1に前の家から今の家へ引っ越した。引っ越す前の家はテレビや机、その他生活に必要なものが全て揃っていた。
一方で次の家にはほとんど何もない。ベッド、カーテン、洗濯機は40 €で前の人に譲ってもらった。あとはホットプレートとビルトイン冷蔵庫が備え付けてあった。
洗濯機のメニューが多くて最初見たとき戸惑った。
後で知ったことだが、柔らかい洋服などを洗濯する時に右のつまみ(脱水時の回転数)を最大にしてしまうと破けてしまったりするらしい(写真は思い切り最大にしてあるけど)。
転居時は2週間以内に市役所へ届出を出さなければならない。ということで市役所へ。場所は住民登録した時と同じである。実は昨日も行ったのだが、昨日は祝日(キリスト昇天祭)だったらしく開いていなかった。
入り口で整理券を発行し、待つこと2時間弱。待ち人数は20人くらいで少なかったのに待ち時間が長かった。以前と同じく、受付で家主さんのサイン入りVermieterbestätigung、パスポート、住民登録申請用紙を提出。すんなり手続きが終わるかと思いきや、どうやら不動産屋さんが住所をミスっていたらしく、後日Vermieterbestätigungを市役所に持ってくるか送付するようにと言われた。まあ件の不動産屋さんは前にも契約書の内容が違っていたりしてだいぶ大雑把だということは分かっていたため、住所が違っていたと聞いてもあまり驚かなかった。さっさと不動産屋さんに連絡してカタをつけようと思いつつ、市役所を後にした。
次に、チャットで銀行口座(N26)開設のための個人認証手続きを行った。前にも同じ手続きを行ったのだが、その後にメールで「音声の質が悪くて個人認証できませんでした、再認証お願いします」と連絡が来たため、このような流れになった。こんなこともあるんだなあとかめんどくさいなあとか思いつつ、昼休みの時間を使って再認証を行った。幸い再認証手続きは問題なかったらしく、晴れて銀行口座を正式に開設することができた。ちなみにカードはスケルトンでちょっとかっこいい(画像は公式サイトhttps://mag.n26.com/is-maestro-a-mastercard-f3153b7499e5から)。
事務的な手続きを一通り終えた後、研究室に行って論文をのんびり読んだ。試料作製装置が壊れているのでしょうがない。
関係ないけどある日の夕暮れの写真を載せておく。夕暮れと言っても20時半ころである。
季節の変わり目なので体調を崩さないようにしたい。
4/25発表&引越し準備
今日はグループ全体のミーティングで発表をした後、5月から住む家の鍵を受け取りにいった。
ドイツに来てから初の発表ということで、自己紹介&この1年で何の研究をするのかについて話した。聴衆がほぼ全員外国人という状況でプレゼンをしたことがなかったので少し緊張した(でも考えてみれば聴衆が全員日本人でも発表前はいつも緊張してた気がする)。どこかで「回数を重ねて慣れれば人前でのプレゼンも平気になる」みたいな記事を読んだのだが、発表をし始めた学部4年の頃から一向に慣れる気配がない。発表終了後、拍手の代わりにみんな拳で机を叩いていて驚いた。昔の名残らしい。また、ミーティングをだらだらやらず、質問が出なくなったらすぱっと切り上げるのは良い所だなと思った。
昼ご飯は前にも行ったことのある中華料理屋さんで食べた。食事中にポスドクの先輩と研究について話していたが、やっている分野が近いこともあって興味深い話を聞くことができた。暇な時に論文を調べてまとめたい。
午後は少し実験をしてから引っ越し先の家に行き、部屋のチェックと鍵の受け渡しを行った。入った瞬間にいきなりドアのレバーが外れてびびった。仲介の人がほとんど英語を話せなかったため意思疎通が難しかったが、何とかなって良かった。次に住む家はバルコニー付きなのでちょっと楽しみである。家具がほぼないのが難点(当たり前だけど)。
帰宅してからドイツ版周期表が書かれたマグカップでコーヒーを飲んだ。スペースの関係なのかどうか分からないが、103番までしか書かれておらずちょっと悲しい。
今の家ともあと5日ほどでお別れである。ぼちぼち引っ越しの準備を始めたい。