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6/3ストックホルム観光

今日は朝からストックホルム市内の観光。まずは市役所へ向かう。

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昨日はここの地下で夕食を食べたが、今日は塔に上って景色を眺めることにする。塔の真下でチケットを購入し、指定された時間まで20分ほど時間をつぶす。近くにお土産屋さんがあったので、デフォルメされた市役所が書いてあるコースターとマグカップを買った。そして塔の上へ。思ったよりも高さがあり、マラソン直後の体にはつらかった。

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途中からはこんな感じの狭い道を通りつつ、くるくる上っていく。塔の一番上からは、地上から眺めることのできない様々なストックホルムの風景を楽しむことができた。

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個人的には地上から見た景色の方が好きだなあなどと身も蓋もない感想を抱きつつ、市役所を後にした。

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市役所のすぐ近くにある橋から撮った写真。ジブリと言えば、ストックホルム魔女の宅急便の舞台の参考となったことでも有名である。具体的にはガムラスタンという場所がモデルとして使われたらしい。ということでガムラスタンに向かった。

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奥にドイツ教会が見える。

ガムラスタンは市役所から近く、歩いて10分足らずで移動することができる。 第二次世界大戦の影響を受けていない古くからの町並みは、どこをとっても美しかった。時間はたっぷりあるうえ、特に目的もないので適当に歩く。しばらく歩いたところでノーベル博物館に到着した。

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折角なので見学することにする。入場料は80 SEKだった。内部の情報はここのサイトに詳しく載っている。

dent-sweden.com

奥の方には特別展示スペースがあるのだが、そこではノーベル文学賞受賞者の半生と写真、受賞理由、そして作品が展示されていた。これまで文学賞にはあまり興味がなかったのだが、この展示で実際に受賞者が人生においてどのような経験をし、文学を通して何を表現したかったのかということをすこし知ることができてよかった。受賞理由を眺めるだけでも得るものが多いように感じた。

www.nobelprize.org

一通り展示を見て回ったところでちょうどお昼時になったため、昼食をとることにする。ノーベル博物館内にBistro Nobelというお店があったので、そこでサンドイッチを食べた。

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後から知ったのだが、椅子の裏にはノーベル賞受賞者のサインが書かれていたらしい。見てみればよかったと後悔。29番の椅子に座ったことは覚えているけれど。博物館内のショップで買ったファインマンの本を読みながらしばらく休憩した。

30分ほど休憩したのち出発。写真を撮りつつ散歩する。

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ガムラスタン。バイオリン工房もあった。

ガムラスタンの次は東へ移動してヴァーサ号博物館へ。ヴァーサは17世紀に作られたスウェーデンの帆船であり、17世紀の船舶としては世界で唯一現存する船…らしい(公式サイトによる)。へたしたら30度を超えていそうな気温の中、海沿いをてくてく歩く。

ここでふと不思議に思ったのが、ストックホルムでは海沿いを歩いても潮の香りがしないことである。それに建物や船をよく見てみると、海水による腐食の痕跡がない。たぶん海水の塩分濃度が低いからなのだろうと考え、低塩分濃度の理由を妄想しながら歩く。結局、温度による海水の濃度勾配のせいだろうと勝手に結論付けて満足した(後で調べた所、これは誤りらしいということが判明した)。ともあれ、ストックホルムで感じていた違和感(海沿いなのに建物や船が汚くない)が解消されてよかった。

なんだかんだでヴァーサ号博物館に到着。博物館は6フロアくらいから構成されており、あらゆる角度からヴァーサ号を眺めることができる。

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横と下から見たヴァーサ号

個人的には、ヴァーサ号内部に残っていた骨から当時の人々の姿、言葉の再現を試みていた展示と、船舶の保存技術に関する展示が興味深かった。保存技術に関しては、用いられた化学物質やその構造式などを含めてかなり詳細に解説されており、一化学徒としても楽しむことができた。今回は残念ながら1時間半ほど見学した所で閉館時間となってしまったが、機会があったらまた訪れたい。とはいえ再訪する可能性は低いので、記念に館内のショップで食器を買った。

博物館を出た所でちょうど午後6時になったので、ホテルへ帰ることにする。馬がいた。

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ホテルへ帰る途中でお寿司屋さんに寄った。

Sushi Zen, Stockholm

日本人の方が経営しているお店だった。2ヶ月ぶりの寿司である。日本で食べていた寿司よりもおいしいように感じた。

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聞いたところによると、お店を開いてもう18年ほどらしい。日本の話やストックホルムラソンの話にしばらく花を咲かせたあと、お店を出た。久々に直接日本人と喋った気がする。たくさん歩いて疲れたため、宿に帰ってからはすぐにシャワーを浴びて寝た。